過去ログ - 【パラノイア】ホライゾン「大丈夫、次のあなたはきっとうまくやるでしょう」
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9: ◆KE.Shed7.Uau[saga]
2012/11/15(木) 01:04:38.37 ID:Wfs//RJO0
【ニャル子×クー子同人誌(リアル)】





――ソイツは、ひどく気に入らない人間だった。


理由なんて知らない。イジメられていたから、ではなかったと思う。なんというか、根本的に性格が合わないのだ。

普段からケンカをしていたマルゴットとは違う、そもそも顔を見るのがイヤだという感覚。

それはその女が転校してしまった後も続いた。どうしてかわからないけど、マルガ・ナルゼにとって、サイン・メーニライトという存在は認められないものだったのだ。


何故か。

その答えは、その数年後に明らかになった。



バァアアアアン!!




ナルゼ「こ、これは――!?」

ナイト「どういうこと!?漫研部員が全員倒れてるよ!?」

ナルゼ「注意してマルゴット、何かしらの攻撃かも――ハッ!」

ナイト「あれは――ここの通神用ディスプレイ?でも、それが一体どうして」

ナルゼ「わからないわ。とにかく私が様子を見るからマルゴットは待ってて」

ナイト「うん、後ろを見てるね。気をつけて、ガッちゃん」


そんな会話を恋人と交わし、私はペンを取り出しながら「それ」に接近した。

落ち着いて、しかし油断なく歩み寄り、そのディスプレイの前へと立つ。


ナルゼ「…モニター自体には、なにもないみたいね」


どうやら、物体そのものに何かしらの術式が使われているわけではなさそうだ。

しかし、だとすると問題は「中身」なのだろうか?

そう考え、私はきっちり魔術で防御を固め、それを覗き込む。

そこにあった画像ファイルは、どうやら同人誌一冊分くらいの容量らしい。

まさかグロ画像か?それとも催眠術の類?と思いつつ、画面にタッチしてファイルを開く。するとそこには、




「――【検閲により閲覧できません。見たい人はラブクラフト氏にご依頼ください】」




ナルゼ「――っ、ひ、ぁ、」

ナイト「?ガッっちゃん、どうし――」

ナルゼ「いやぁああああああああああああああああああ――――ッ!!」




――簡単なことだ。同じ絵を描くモノとして、わたしとアイツは決して分かり合えない次元にいたのだ。

――その日のことは正確には思い出せないけれど、一時的狂気に襲われたのだけはわかる。

――ああ、それにしても何故だ。何故あんな同人誌を。ああ、やめて!近寄るな!い、や、窓に!窓に――!!


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