過去ログ - 唯「カードデッキ……?」
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3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/01(土) 01:32:13.68 ID:fQbs5U7y0
梓が部室に入ると、案の定誰も居なかった。
仕方が無いので、一人で練習する事にした。
何時も通りの日常が、この一瞬によって終止符が打たれる。

鏡の中から憂が現れる。驚愕し、唖然とする梓。
鏡の中から現れた憂は、黙々と部室を破壊していった。
梓は止める余裕も無く、ただ呆然と立ち尽くしていた。

その梓に鏡像の憂が異様な雰囲気を漂わせながら接近して来る。

鏡像の憂は、紺色の板状のケースを差し出し、「お前は今から仮面ライダータイガだ。戦いに勝利し、お前の望みを叶えろ」とだけ言って再び鏡の中へ消えて行った。

梓は夢でも見ているような感覚だった。

何不自由無い平凡な日常を過ごして来た中で、突然の意味不明な出来事に即座に適切な対応が出来ず、現状を受け入れられないでいた。

しかし、そんな事も束の間、唯達が部室の中へ入って来た。

唯は呆然とし、紬は驚愕の表情を浮かべ、律は怒りを露わにした。

この時、梓は初めて自分が置かれている状況に気が付いた。
彼女はハメられたのだ。

続いて、掃除当番で遅れて澪がやって来た。
彼女も疑いたくないのは山々だったろうが、もうどうしようも無かった。

更に事は発展し、和や顧問のさわ子まで現れた。

弁解のしようなどまるで無かった。

その事件の噂はやがて学校中に知れ渡り、梓は学校に来られなくなった。


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