過去ログ - 春香「私たちは看守でも囚人でもない」
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12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/13(木) 00:13:18.18 ID:GZAOus0HP
春香「……懐かしい歌だね」

……そんな優しいトーンで話しかけられたのはもう、いつ振りだろう
でも、覚えていてくれたの?

春香「だって一番千早ちゃんが好きな曲だったでしょ?」

そうよ、私が一番好きだった曲。あぁ、でも……おかしい、曲名が出てこない
また、涙があふれる

春香「どうして泣いてるの?」

わからないわ。そんなの、私が聞きたいくらいだもの

春香「そっか」

涙は一向に止まる気配がなくて、それがなぜかすごく恥ずかしく思えてきてそのせいか
積み上げられてきたストレスやいろんな感情が急に満ちて、溢れそうになる

春香の顔をもう一度見たとき、涙で輪郭しか見えなかったけれど、その瞬間ポロッと、口から零れた

千早「……助けて」

別に春香が悪いとか、そういうことじゃなくて。今までもたくさん言ってきた言葉だけど何か違う
長い間しゃべってなかったし、嗚咽で声が震えてたから、ちゃんと声が出せたか、聞き取ってもらえたかもわからない

でも、春香の返事が聞こえる前に、込みあがってくる感情がもう限界で、止まらなかった


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