過去ログ - 京子「萌ゆる百合の花も、枯れれば醜くありけり」
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11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/06(日) 20:40:56.15 ID:0s1iP1/no
「結衣先輩」
ノイズの様にちらついた意識は、ちなつの声に呼び戻された。
「ああ、ごめん。少しぼーっとしてた」
結衣は乾いた笑みを浮かべて言った。その笑みに、ちなつはたじろいだ。
憔悴しきっていたのである。目の下には深いくま。掠れた声。
結衣自身、鏡など無くても分かっていた。自分が今、酷い顔をしているということは、自覚していた。
それでも、後輩であるちなつや、幼馴染であるあかりに対しては、せめて明るく振る舞おうとしていた。
それが、あまりにも痛ましかったのである。



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