過去ログ - 京子「萌ゆる百合の花も、枯れれば醜くありけり」
1- 20
6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/06(日) 20:37:04.04 ID:0s1iP1/no
結衣は京子を抱きしめた。柔らかな肌の感触。髪の匂いに、力を増す両の腕。
「痛いよ」京子は困ったような顔で言った。
結衣はそれを無視した。そして耳元で小さく「好きだ」と、ただ一言、囁くようにして叫んだ。
すると京子は、結衣の腕を振りほどき、二、三歩後ずさりをした。
その顔は赤く上気していた。
「ちょっと、散歩してくる」
その声は震えていて、蚊の鳴くようだった。結衣にとっては、まるで幼い頃の面影が、幻影となって現れたようである。




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
47Res/18.34 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice