過去ログ - 透華「この裸単騎には魔法が掛けてありますわよ!」衣「片腹大激痛!」
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3: ◆ttcnBecwyw[sage saga]
2013/02/08(金) 03:59:04.76 ID:hofuWirs0
純「ぷわぁ、なんか今日は思ったよりもシンドかったな」グデー

一「今日は半月でも晴れていたからね。月が良く出ていた」

純「いやあ、どう鳴いても全然流れ変わんねーんだもんな、今日は。満月かと思ったぜ」


衣と萩原が部室から出た後、井上純は少々疲労の体を見せて椅子にもたれかかった。その大波に揉まれたような様子も然

もあらん、今日の麻雀は全て衣のトップ、見事なまでの蹂躙劇だった。

麻雀に流れを見る純には、今日の衣に津波のような巨大な流れが見えていた。抗そうともがいても何ともならずにひたす

らに流されたあたり、今日の衣にはツキも相当あったらしい。満月下の衣を彷彿とさせる強さだった。


天江衣は特異なことに、そのコンディションが昼夜と月齢に左右されている。新月の朝が最低であり、満月の夜を最高と

する。条件が高くなるほど雀力が高く、性格は嗜虐的になるという一般人からするとかなり変わったバイオリズムを持っ

ているのだ。

この日は半月。完全とはいかないまでも、衣がこの面子で卓を支配し、制圧するには十全の条件だった。


智紀「にもかかわらず、イノシシのように突っ張ったのが約一名……」

透華「……」


手牌がかなり良かったのか、今日の透華はかなり押していた。そして、押しては挙句に衣へ放銃という完全に半ヅキ状態

の体現者になっていたのである。今日の結果はダントツトップが衣で、その反動のようにダントツラスが透華、というも

のだった。

透華は基本的にデジタルな打ち筋を好むが、良くも悪くも勢いに流されやすい傾向がある。その所為で勝っているときは

とことん勝てるが、負けるときはひたすら泥沼、という小さくまとまらないあたりに龍門渕透華という人物を良く反映し

た麻雀と言えるだろう。

衣の調子も相俟って、今日はそれが悪い方に出たようである。



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