22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/03/25(月) 22:10:37.20 ID:d5tGG4Gs0
「あの子は…私を、黒いのから…守って、くれるの…」
「アイドルに、なるまで…友達、あの子しか…居なかった」
23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/03/25(月) 22:11:50.11 ID:d5tGG4Gs0
『………』
『そんなわけ、ないだろ』
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2013/03/25(月) 22:12:29.66 ID:d5tGG4Gs0
ぱっちりとした瞳が、涙に濡れて俺を離さない。
ああ、こんなことをされたら、俺の負けだよ。
『うん、本当だ』
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2013/03/25(月) 22:13:18.00 ID:d5tGG4Gs0
そろそろ面会時間は終了です。
看護師さんが俺の部屋まで来て告げる。
ああ、もうだいぶ遅い時間だ。大丈夫だろうか。
26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/03/25(月) 22:14:05.32 ID:d5tGG4Gs0
『おはようございます!』
ぷ、プロデューサーさん…も、もう!言ってくれれば、迎えに行きましたよ?
目元に涙をためながら、ちひろさんが笑顔で迎えてくれる。
27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/03/25(月) 22:15:29.41 ID:d5tGG4Gs0
とりあえず事務所近くの呼び出された公園には着いた。
けれど、小梅が見当たらない。どこだろう?
見回すと、誰か…が、倒れてる?
28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/03/25(月) 22:17:05.33 ID:d5tGG4Gs0
それからも、小梅は懸命に仕事を頑張っていた。
心霊番組は内容を小梅と確認してから出演する癖がついた。
以前の事故もそこそこ噂になっていたらしく、もうあそこはどこの局も使わない。
29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/03/25(月) 22:18:37.49 ID:d5tGG4Gs0
「…あの、ぷ、プロデューサー…さん」
『うん?』
30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/03/25(月) 22:19:32.94 ID:d5tGG4Gs0
「プロデューサーさんのお、おかげで変われた気がする…んです」
「と、特にライブをしてる時は、何か自分じゃないみたい…で…」
31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/03/25(月) 22:20:10.44 ID:d5tGG4Gs0
彼女は幽霊が見える。それに一生向き合っていかなければならない。
けれど、彼女はもう、その事で思い悩んではいないようだった。
彼女の一歩に俺が貢献できたのなら、怪我の1つや2つは安いものだ。
32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/03/25(月) 22:23:10.55 ID:d5tGG4Gs0
以上です。ありがとうございました。
html化依頼を出させていただきます。
間違いに気付いた場合、補足修正を行わせていただきます。
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