過去ログ - モバP「マッドサイエンティスト」
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1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/05/06(月) 13:19:35.04 ID:o2XpUSYf0
モバP(俺に押された烙印・・・。)

モバP(俺はただ、夢を叶えたかっただけだったのに。)

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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/05/06(月) 13:22:06.24 ID:o2XpUSYf0
自力で思考を行う人工知能

それを搭載したロボットは、自分の意志を持ち活動する。

人間とそう変わらない動きで踊ったり歌ったたりする。
以下略



3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/05/06(月) 13:24:22.88 ID:o2XpUSYf0
人間の脳に直接作用するメロディー。

そのメロディーに乗って人の思考に入り込み訴えかける歌詞。

これらによって形成される歌は人の思考を支配する。
以下略



4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/05/06(月) 13:25:20.39 ID:o2XpUSYf0
俺の求めたアイドル。

俺の作ったアイドル。

全てが彼女を祝福してくれると思った・・・。
以下略



5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/05/06(月) 13:27:06.63 ID:o2XpUSYf0
ロボットは人間と同じ思考をしてはいけない。

人間がロボットを崇めるような事があってはならない。

人間の思考を支配する歌など存在してはいけない。
以下略



6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/05/06(月) 13:29:10.93 ID:o2XpUSYf0
『悪魔の兵器』

俺のアイドルは心無い者達にそう呼ばれ、壊された。

俺の目の前で。
以下略



7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/05/06(月) 13:32:29.27 ID:o2XpUSYf0
俺は小さい頃、画面の向こうで輝いているアイドルに憧れていた。

俺もあんなふうになりたい。

そんな事を考えていたときもあったがそれは無理だと悟った。
以下略



8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/05/06(月) 13:34:48.22 ID:o2XpUSYf0
その代わりに持った夢があった。

自分がなれないのならアイドルを作れば良いのだ。

誰も魅了する歌声
以下略



9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/05/06(月) 13:37:45.06 ID:o2XpUSYf0
俺はアイドルを作るために勉強に励んだ。

自分の夢を叶えるのに最適なのは物理学だと思い一生懸命勉強した。

わき目も振らずただひたすらに、ひたすらに。
以下略



10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/05/06(月) 13:40:08.41 ID:o2XpUSYf0
研究の末に俺は完璧なアイドルを完成させた。

だが、彼女は全てを否定され俺の目の前で無残にも打ち砕かれてしまったのだ。

全てを失った俺は行く場所もなく、やることもなく放浪していた。
以下略



11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/05/06(月) 13:43:36.64 ID:o2XpUSYf0
俺を一目見て「ティンと来た!」

と言った彼はアイドル事務所のプロデューサーだと言った。

そして彼は俺を765プロに連れて行ったのだ。
以下略



12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/05/06(月) 13:46:54.86 ID:o2XpUSYf0
でも、そんなのはただの勘違いだった。

決して歌は上手くないけれどひた向きに笑い頑張る娘

魅力的なボディを持っているとは言い難いが、歌を愛し懸命に歌う娘
以下略



13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/05/06(月) 13:50:05.76 ID:o2XpUSYf0
それからしばらくは俺はPさんの下で働いた

そして、年月がたち俺は独立して事務所を開いた。

765プロの小鳥さんに紹介された千川ちひろさんと共に築き上げたCGプロは
以下略



14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/05/06(月) 13:51:15.34 ID:o2XpUSYf0
千川ちひろ「マッドサイエンティスト」

ちひろ(私に押された烙印)


15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/05/06(月) 13:53:26.14 ID:o2XpUSYf0
私の母はあるアイドルプロダクションで事務員をやっていた。

高木プロデューサーとコンビを組んで

1人のアイドルをトップへ育て上げようとしていた。
以下略



16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/05/06(月) 13:55:47.63 ID:o2XpUSYf0
努力の甲斐もあってか、

2人が育てたアイドル音無小鳥は徐々に人気が出始めてきた。

テレビへの露出も増え、雑誌にも良く掲載されるようになった。
以下略



17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/05/06(月) 13:58:05.34 ID:o2XpUSYf0
「今日は疲れてるみたいだからお休みにして!」

私は母に何回言っただろうか。

私が言うたびに母は
以下略



18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/05/06(月) 14:01:25.53 ID:o2XpUSYf0
ある日、留守番をしていた私の元に電話がかかって来た。

「お母さんが、倒れた。」

電話越しにも分かるほど取り乱した高木プロデューサーの声が私の頭に滑り込んできた。
以下略



19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/05/06(月) 14:05:00.72 ID:o2XpUSYf0
私は、悲しみに打ちひしがれた。

そしてそれは高木さんも音無さんも同じだったのだろう。

ある時、音無さんが交通事故にあった。母の死の原因が自分だと考えて自殺しようとしたらしい。
以下略



20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/05/06(月) 14:09:25.89 ID:o2XpUSYf0
どうしたら、母は死なないで済んだんだろうか。

簡単だ、母が疲労を溜め込まなければ良かったんだ。

どうしたら、音無さんはアイドルとして輝けたんだろうか。
以下略



21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/05/06(月) 14:11:37.29 ID:o2XpUSYf0
母はもう居ない。

音無さんはもうアイドルになれない。

でも、これから不幸になってしまう人を助けられる。
以下略



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