過去ログ - 「バカ息子が・・・」
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8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/05/27(月) 10:30:01.36 ID:xHUTpgVm0
しかし父からは褒めてもらう事は無かった。その試験で私は数学で赤点をとり、
英語が平均点よりすこしばかり低い得点だった。
父は「どんなに良い点をとっても他が駄目ならば意味が無い」と一蹴した。
褒めて貰えると期待していた私は落胆した。確かに赤点は良くない。だが私は父に
「よくやった、この調子で次も頑張れ。次の試験では赤点を無くそうな」と言って欲しかった。
たった一言でいい。褒めて欲しかったのだ。しかしその些細な願いすら私には叶わなかった。

その頃からだろうか。私は頑張る・努力するということを放棄し始めた。
頑張っても一番認めて欲しい父に認めてもらえることは無いと勝手に決め付けてしまった。
父は私に期待をしていたようだ。優秀である己の息子だから出来て当たり前と考えている節もあった。
しかしなんということだろうか、私はどうしようもなく駄目で愚かで出来損ないの人間だったのだ。
父の私に対する躾はどんどん厳しく、過酷になっていった。罵声も大量に浴びた。
今でも私の中に澱のように溜まっている父の言葉がある。


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