17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/19(水) 01:36:26.10 ID:gu+QoQ2No
あと少しだけ続く二人の時間。
寝ているエレンを起こさぬよう、昔カルラお母さんが歌っていたのを思い出しながら、小さな声で歌う。
エレンを見ると、寝苦しそうな様子はなく和らいだ顔になっていた。
私は思わず笑みが零れた。
何となく思う。
今の私の微笑みは、カルラお母さんがエレンに向けていたものとそっくりなのではないか、と。
きっと今はそれでいいのだ。
私の、自分でもわからないこの気持ちに名前がついたなら、今とは違う微笑みをエレンに向けることができる。
いつか来るその時を思い、私は優しくエレンの手を握った。
終わり
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