過去ログ - 操祈「好きでこんなことやってるわけじゃないわよぉ」美琴「その、ごめん」
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21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/15(月) 10:29:05.67 ID:cB3TxE+Go

「私だって迷惑かけている方だとは思うけれども。
 けれども自分の能力がどれほど人に迷惑をかけているかをこれっぽっちも反省しないその態度はすごく苛立つわ」


 ぱちん、と美琴の額の前で青白い火花が散った。
 脅しであって構えでもある。いつでも好きなように能力が発動できると語っている。
 自分のことを棚に上げた言葉に暴力による示威行為。
 あまりにも卑劣だ。
 しかし何度も繰り返すが今の彼女は『いつもの御坂美琴ではない』


「ちょ、ちょっと御坂さぁん、え、あ、ち、近づかないで!」


 いつもの、少しだけ伸ばす口調は続けられなかった。
 操祈は膝の上に置いてあったポーチから大慌てでテレビのリモコンを取り出すと美琴に向けてボタンを押そうとする。
 それはただの標準合わせであって心理掌握の能力の発動条件ではない。
 しかし、その動作が終わる前にリモコンは操祈の手を離れて軽い音を立てて保健室の天井にへばりついた。
 御坂美琴が、学園都市最強のエレクトロマスターが磁力を使って取り上げたのだ。
 ポーチに入っていた他のリモコンも全部持ち上がって天井に張り付く。
 もう、操祈にはどうすることもできない。



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