過去ログ - 操祈「好きでこんなことやってるわけじゃないわよぉ」美琴「その、ごめん」
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6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/15(月) 10:21:11.50 ID:cB3TxE+Go


「その人に必要なものを用意するのが僕の仕事さ―――ってパパが言ってたケド。
 アイツに必要なのはなんなのかしらね」


 彼の行動は時に言い訳をしているようにも見える。
 あちらへふわふわ、こちらへふわふわ、風まかせ状況任せで自分というものがない。
 デクスエクスマキナとして都合よく物語を解決させるのだろうけれども、彼自身の物語は一向に進まない。

 思春期の男女においては二歳の年齢差は精神的に逆転する。
 美琴は上条当麻の子供っぽい部分が鼻についてきている。
 好きな相手だからと欠点をすべて丸呑みにするような愛し方をする美琴ではない。
 あばたはあばた。エクボはエクボ。

 もっと大人になってくれないと困る。
 どれだけの人に心配をかけ続けているのか、それに気づいて欲しい。

 美琴の思考はここで中断した。
 白い雲が日差しを遮って大きな影に埋もれた。
 たまたま目のあった通りすがりの同窓の少女が軽く会釈してくる。
 漫画の中のお嬢様がしているような耳元から縦にロールしている長い髪をしていた。
 ―――訂正。実際にお嬢様である。



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