過去ログ - 美琴「何、やってんのよ、アンタ」垣根「…………ッ!!」4
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16: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/07/20(土) 23:32:39.08 ID:M4DF9N/20
『わざわざ殺されにきてくれて感謝してるぜぇ?
テメェはグッチャグチャにすり潰して刻んで抉って壊して殺してやらねぇと気が済まねぇんだからよぉ!!』

だからテレスティーナが美琴に対して憎悪と殺意を抱くのは当然で。
ついでに最大の苦痛を与えて、出来る限りに屈辱に悶えさせてモルモットにしたいと思うのも当然で。
生きたまま四肢を切断したいと思うのも、生きたまま臓器を抉り出して泣き叫ぶ顔を堪能したいと思うのも。
目玉を抉り取って左右を入れ替えてから再度埋め込み手術をしたいと思うのも。
『木原』としては、極自然な感情だった。

「アンタ……ッ!! 何でアンタが自由になって……!!
いや、それより第三次製造計画の首謀者はアンタね!!」

第三次製造計画を企てているのは『木原』。
そう聞いた時、真っ先に頭に浮かんだのはこのテレスティーナ=木原=ライフラインだった。
この女は人間を人間とも思っていない。スキルアウトをモルモット呼ばわりしたこともあった。
たしかにスキルアウトというのは他人に迷惑をかけるような奴らばかりだが、全員が全員そうではない。
仮にそうだったとしても彼らもスキルアウトである前に学生であり、子供であり、人間だ。
実験動物扱いなどしていい存在ではない。

人として踏みとどまるべきラインを、高笑いながら踏み越えていく。
テレスティーナ=木原=ライフラインとはそういう女だった。
故にそんな人間がクローンである『妹達』を人間として見るはずもなく。
つまりは、そういうことだった。

『あぁ? あんな人形共のことなんてどうでもいいだろうが。
所詮は薬品と蛋白質で合成された出来損ないの乱造品だぜ』

「―――ふざけんなッ!!!!」

その言葉は、禁句だった。
妹達をそう言ったのはこれで二人目。
白い悪魔に次いで、二人目。


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