過去ログ - エイラ「私と付き合ってくれないか」
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6:もーん ◆/Pbzx9FKd2
2013/07/29(月) 22:17:45.28 ID:oKQyQEO70



それから私達はまた手を繋いで、ウィンドウショッピングをしてプラネタリウムを観に行った。
モールから繋がるトンネルを抜ける。青と白の幻想的な光と空間の演出。
上映しているのは、基本的な星についてとその星座に纏わるモノだった。

劇場に入り、傾斜型の座席に二人並んで座る。
繋いでいた手が離れる。
いつまでも握っていたかったから、座ってる時も握ろうとしたけれど。
そんな免罪符は私には浮かばなかった。

私達は天井いっぱいに広がる夜の星の下。
互いに無言でナレーションに耳を貸す。

チラリと隣を覗き見ると、彼女は悲しそうにある一点を見つめていた。
私には、それがどこかは分からなかった。
しかし、彼女のその顔が、私にはいつまでも忘れられなかった。






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