過去ログ - モバP「あなたこそ永遠のプリンセス!」
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1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/06(火) 20:28:54.47 ID:kwLaVqfs0
――――冬、大阪、堀江、パーティー会場

青年実業家「瑞樹さん、あなたほどの麗しい人をボクは知らない。
あなたはこの世の美、そのものだ。・・・ボクと一緒に踊ってくれまいか?」

川島瑞樹「あら、ありがとう。その言葉とっても嬉しかったわよ?
でも私は今日はもうすっかり疲れているの、遠慮させてもらうわ」

貿易商「瑞樹さん、あなたほどの輝きを持った宝石をわたしはついぞ見たことがない。
信頼してくれ。財宝に関するわたしの鑑定眼に間違いなどないのだよ。
長きに渡った我が旅の人生を・・・あなたで終わらせてくれまいか?」

川島「あら、とてもありがたく存じますわ。
けれどもわたくしはまだ若輩者、あなたとの旅のお供には物足りないのではなくて?」

一流企業役員「瑞樹さん、私はこれまでの人生、お金で全ての価値を計ってきた。
だがあなたの艶やかな姿を見て私の認識は変わった・・・金銭などでは決して手に入らない美を。
私の人生に革命をもたらした責任、とってはくれないかね?」

川島「あら、それは大変おめでたく存じますわ。けれどごめんなさい。
わたくしは浅学非才の身、あなたほどの方を統治するのは、わたくしには少し荷が重すぎますわ。」

大学教授「僕は長い研究人生でようやく見つけたのだ。美学という学問は今日で役割を終えた。
瑞樹さん、あなたこそが僕が見つけ出した・・・唯一の美の定義だ」

川島「教授さん?あなたが長年の美学を捨ててしまったら、そこに残るのは醜いわたくしとあなたでなくって?」

後輩アナA「・・・かわしま先輩、さすがのあしらいです。
私はさっきからとても怖くって・・・」ブルブル

川島(まったく・・・どいつもこいつも話にならないわ!
私が美人・・・そんな誉め言葉で私が、アンタたちになびくとでも思ってるの!?
なんでなの!どうしてなの!
・・・
どうして誰も私をカワイイって言ってくれないのよ!)

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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/06(火) 20:29:29.78 ID:kwLaVqfs0
――川島家

川島(はぁー疲れた)

(今日もほんっとうにひどいパーティーだったわね。
以下略



3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/06(火) 20:30:14.70 ID:kwLaVqfs0
――――・・・年前、大阪某ローカル局アナウンス室

若川島「おつかれさまでしたー」

アナウンス室長「おお瑞樹クン!よく頑張って取材に行ってくれたね!
以下略



4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/06(火) 20:32:17.43 ID:oiRwnd9io
後輩の子がちやほやされるから悔しい←わかる
だからアイドルになる←!!??

の川島さん


5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/06(火) 20:32:22.22 ID:kwLaVqfs0
川島(ってな感じで、本当に私はあのときアナウンス室のアイドルだったのよ。
みんながか弱い私を守ってくれた。みんなが可愛い可愛い言ってくれた。
先輩みんな、ことあるごとに私をかわいがってくれた。
室長のセクハラまがいは確かに怖かったけど、今考えるとまんざらでもないもの!
まさに花の時代ね・・・)
以下略



6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/06(火) 20:32:58.95 ID:kwLaVqfs0
――――この間、大阪某ローカル局アナウンス室

A「おつかれさまでしたー♪」

アナウンス室長「おおAクン!よく頑張って取材に行ってくれたね!
以下略



7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/06(火) 20:33:33.70 ID:kwLaVqfs0
川島(なんてことに・・・)

(どこに行ったのかしら私のかつての立場は。軽井沢の谷へと麦わら帽子と一緒に落っこちてしまったのかしら。
そりゃあAちゃんも確かに可愛いわよ。可愛いのプロの私が言うんだから間違いないわ。
けれども(かつての)私とは絶対的な違いがあるのよ・・・)
以下略



8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/06(火) 20:34:18.43 ID:kwLaVqfs0
――――冬、大阪、某ローカル局、朝番組の芸能情報コーナー

A「――ということで、大阪ドームに集まった数万人のファンの皆さんは、
生で見る竜宮小町の歌声に、ただただ熱狂するばかりなのでしたー」

以下略



9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/06(火) 20:34:51.95 ID:kwLaVqfs0


――川島「今私がアイドルできると言ったわよね!今みんな!みんな出来るって言ったわよね!確かに言ったわよね!
ああ、出来るわよ!してやるわよ!やってやるわよ!誰よりもプリティーなアイドルになってやるわよ!
私は本気よ!アナウンサーなんてもうおさらばだわ!私はもうアイドルになることにきめたの!
以下略



10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/06(火) 20:35:30.75 ID:kwLaVqfs0
――――春、渋谷、CGプロ

川島「ねぇ、君。
私、この年でもまだまだアイドルとしてイケると思ってるんだけど・・・君はどう思う?
プロデューサーとして率直な意見聞かせてちょうだい。ホントのことだけ教えて?」
以下略



11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/06(火) 20:36:20.55 ID:kwLaVqfs0
P「では・・・どういう路線がご所望で?」

川島「路線って・・・決まってるじゃない、何をバカなことをいうの君は?」

P「はい?」
以下略



12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/06(火) 20:36:53.57 ID:kwLaVqfs0
P(古い!古いってこれは!いい曲だけど!
確かにアイドルソングだけど、これは90年代アイドル歌謡曲だよ!
森高千里とかそんな感じ、っていうかあなたも世代じゃないでしょ!)

川島「・・・」ジーッ
以下略



13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/06(火) 20:37:47.75 ID:kwLaVqfs0
――
P(ふぅ、疲れた・・・)

(とんでもないバイタリティに溢れた人だったな。
これじゃあどっちがプロデュースしてるんだかわかったもんじゃない。
以下略



14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/06(火) 20:38:40.85 ID:kwLaVqfs0
P(担当アイドルな訳だし。もともと有名人な訳だし。
・・・さらに有名人になってしまったわけだし。
ネットや週刊誌の評判も調べておくか・・・)

(うん。これはひどい。
以下略



15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/06(火) 20:39:15.83 ID:kwLaVqfs0
――――CGプロ、一週間後

P「お久しぶりです、川島さん」

川島「お久しぶりねプロデューサー。一週間ぶりね」
以下略



16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/06(火) 20:41:06.28 ID:kwLaVqfs0
>>15訂正
――――CGプロ、一週間後

P「お久しぶりです、川島さん」

以下略



17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/06(火) 20:41:37.52 ID:kwLaVqfs0
川島「なにかしら?」

P「インターネットはなさりますか?」

川島「あまりしないわ。CookPadと掃除用品のことをたまに調べるくらいよ」
以下略



18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/06(火) 20:42:43.84 ID:kwLaVqfs0
P(・・・?どういう意味のお礼だ?イメージを守るっていったからか?)

P「あと、例のパジャマパーティー、通りましたよ」

川島「本当?」
以下略



19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/06(火) 20:43:17.69 ID:kwLaVqfs0
――――さらに一週間後

P(前回、なんだか人間関係の距離感をなんかいきなり縮められたぞ?どういうことだ?
またオレをからかってるのか・・・?相変わらずあの人は)

以下略



20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/06(火) 20:44:01.70 ID:kwLaVqfs0
P「え?」

川島「私もあの企画に参加して、思ったのよ。同じようで違うこと。
みんな小娘なんかじゃなくて、精一杯頑張っているのよね。・・・私もまだまだ負けてられないわ。」

以下略



21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/06(火) 20:44:41.87 ID:kwLaVqfs0
川島「うふふ。毎日いろんな刺激で本当に飽きない生活だわ。そう思わない?」

P「そうですね・・・川島さんが来てから本当にもうドタバタですよ」

川島「そうね。アナウンサー時代とは大違いよ」
以下略



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