過去ログ - ハニー・ポッター「暴いてみせるわ、マルフォイの企み」
1- 20
13: ◆GPcj7MxBSM[saga]
2013/08/09(金) 16:47:31.58 ID:5+sJ2nQr0
ダンブルドア「新学期の一週目は楽しかったかね、ハニー」

ハニー「この私が楽しめない生活が待っていると思っているのかしら」

ダンブルドア「おぉ、どうやらそのようじゃ。もう罰則を一つ引っさげておるからのう」

ハニー「……スネイプの理不尽な授業でね」

ダンブルドア「スネイプ『先生』じゃよ、ハニー。それに彼が理不尽なのにはもう慣れておるかと思ったが?」

ハニー「慣れてはいても我慢はならないわよ……ねぇ、どうしてあんな人をあの教科に」

ダンブルドア「それはわしと彼の問題じゃよ。おぉ、そうじゃ。問題と言えば、君のスネイプ先生からの罰則は来週の土曜日に延期じゃ。残念じゃったのう」

ハニー「心から、だわ。そんなことだろうと思っていたけれど……でも今は、どうでもいいわ」

ダンブルドア「あぁ、そうじゃの。今週の授業の話よりも、今日の授業の話をしたい。そういったところじゃろう」

ハニー「えぇ。一体、何を教えてくれるの?」

ダンブルドア「その時が来たわけじゃ。ヴォルデモートが何故君を殺そうとしておるか君が知ってしまった以上、何らかの情報を君に与える時がきた、とな」

ハニー「……ヴォルデモートに関する、重要な情報ね」

ダンブルドア「聡い子じゃ。そう、先学期の終わりに君と奴の間になされたことは、わしの知る限りの『事実』全てを話した」

ハニー「えぇ」

ダンブルドア「ここから先は、『事実』という確固といた土地を離れる。ハニー、君にはわしと共に『記憶』という濁った沼地を通り、『推測』というもつれた茂みへの当てのない旅にでてほしい。期は熟したのじゃ……わしの間違いでなければのう」

ハニー「でも、あなたはそれが間違いじゃないと確信しているのでしょう?」

ダンブルドア「無論、そうじゃ。しかしハニーよ、先学期明かしたとおり、わしとて他の者のように過ちを犯すことがある。そして、わしはたまたま大多数より――不遜な言い方じゃがべらぼうに賢いため、過ちもまたべらぼうに大事になりがちじゃ」

ハニー「少しは自重を覚えなさい……でも、それは私の役にたつことなのでしょう?私が、生き残るための」

ダンブルドア「そうじゃ、そうなることを望んでおる」

ハニー「なら、信じるわ。あなたに自信がなかったとしても、この私が信じているんだもの。少しは教えやすくなるでしょう?」

ダンブルドア「あぁ、ハニー。君は優しいのう……そんな君は、もうあまりこれに関わりたくはないじゃろうが」

ハニー「……また、憂いの篩<ペンシーブ>ね……記憶と言ってたから、予想はしていたわ」

ダンブルドア「そう、これじゃ。記憶貯蔵追体験機〜!とでも呼んだ方が分かりやすいこれじゃよ。今回はいつもと違って、許可を得て入ることになるがのう?」

ハニー「……ニヤニヤしないの」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
439Res/283.13 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice