過去ログ - 御坂「あんたのこと」食蜂「大好きよぉ」
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10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/17(土) 22:07:28.20 ID:BX4MDBAAO
〜6〜

ステイル「大丈夫か神裂!」

神裂「御陰様で何とか……」

「危なかったな。見てて冷や冷やしたぜしましたしちまった三段活用。あれ、あいつより強そうだったな」

神裂「あいつと言いますと」

「何て言ったっけ?あのビリビリした髪の短い女。名前は確か」

ステイル「……御坂美琴だ」

最終防衛ラインを突破し学園都市製宇宙エレベーター『エンデュミオン』へ接岸するラジオゾンデ要塞。
些か痛手を被ったふらつく神裂を残された左腕で抱き止め、『少年』は労をねぎらうように頭を撫でる。
神裂もまた失われた右腕より放たれしクリフォトの樹を模した、『幻想殺し』を宿す少年の腕の中から。

神裂「学園都市レベル5第三位、貴方の元恋人ですよ(既に月単位での記憶すら危うくなっているとは)」

必要悪の教会の中にあって唯一魔術を使わず、ラテン語の魔法名を持たぬ異端の祓魔師(エクソシスト)
Hadit(ハディート)という魔法名、神裂が『神浄の討魔』という真名を与えた少年からそっと離れる。

「……嗚呼、思い出したぜ。あれくらいの奴が三番目なら、上条さんの役割分担は案外早く済みそうだな」

少年もまた広い艦橋を行き来し土御門から情報提供されたレベル5のデータベースを改めて閲覧し直す。
第三位御坂美琴。聖ジョージ大聖堂に攻め込んで来たものの少年の手により処刑塔へと幽閉された少女。

「ただあの金髪の女みたいな頭のキレるタイプは上条さんと相性が悪いの事ですよ。俺は“頭が悪い”し」

第五位食蜂操祈。天草式並びにアニェーゼ部隊を手玉にとった策士。土御門に撃たれて死亡したとある。
更には七人のレベル5、『初めて目にする』第一位一方通行が最も危険であると言う註釈を斜め読みし。

「エンデュミオンとか言う奴の見取り図だけで頭が一杯だって」

星海を越え、雲海を超え、画面上に映し出された学園都市を見やり、ステイルが準備を整えつつ言った。

ステイル「――鳴護アリサという少女にも覚えはないのかい?」

法の書に於いてフィアンマと同じ右方(南)に位置し、火を意味する『ハディート』を司る少年へと――




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