過去ログ - 御坂「あんたのこと」食蜂「大好きよぉ」
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6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/17(土) 22:03:28.42 ID:BX4MDBAAO
〜2〜

雲川「地球旋回加速式磁気照準砲(マグネティックデブリキャノン)をものともせずか。中々やるけど」

貝積「感心している場合か。まるで効いておらんぞ。どうするつもりだ。このままでは上陸を許す事に」

航空宇宙工学研究所付属、衛星管制センターのコンソールに頬杖を突き足を組みながら雲川が画面を見る。
宇宙での出来事とは言え、そこに生じる閃光や破壊をダイレクトに流し続ければ頭がおかしくなりそうだ。
それを第二波、第三波と降り注ぐデブリによる流星群を次々と撃ち落とし、退ける神裂は如何ばかりかと。

オペレーター「アメリカ大統領ロベルト=カッツェ氏よりホットラインが繋がっています!今回の件で」

貝積「何ともしてでも水際で防いでくれ。首を突っ込んで来たハイエナにはこちらで対処するとしよう」

雲川「そうして欲しいけど。世界の保安官気取りの犬に鼻先突っ込まれたら仕事がしにくくて仕方無い」

今も米国よりマッハ20で成層圏を飛び出し、ラジオゾンデ要塞へと爆撃を開始するは極超音速飛翔体……
通称「ファルコンHTV2」が烏合して、要塞上の神裂目掛けて吶喊して行く様子が画面上に映し出しされる。
更にはファルコンHTV2に搭載された直径30センチ、長さ6.1メートル、重さ100キロのタングステン金属棒。
通称『神の杖』までも爆撃し、本来地表を薙ぎ払う兵器を宇宙空間に揺蕩う要塞を放つという荒業に対し。

ステイル『“硫黄の雨は大地を焼く”!』

轟!とセパレーションした金属製バルーンを要塞内から遠隔操作し、次々と破裂させた可燃性ガスが――
瞬く間に紅炎の槍襖に代わり、50以上もの血の雨となって『神の杖』を一斉に撃墜し、灰燼へと帰した。
本来の運用方法から外れた物量作戦などで、押し切れるような相手ではない事ぐらいわからないのかと。
今も貝積と電話口でやり合っている『ミスタースキャンダル』ことロベルト=カッツェの吠え面が目に。

雲川「――時間稼ぎはもう良いだろう。あっちの準備の方は?」

オペレーター「完了しましたが活動限界は持って120秒です」

浮かぶより早く雲川が席を立ち、オペレーターの肩に手を置いて次なる一手を打つ。というよりも――

雲川「確認不要、カウント省略、MNW全チャンネルオープン」

是までの流れなど“真打ち”までの登場の時間稼ぎに過ぎない。

雲川「虚数学区“五行機関”展開、ヒューズ=カザキリ、出撃」




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