過去ログ - やはり比企谷八幡は雪ノ下陽乃には勝てそうにない。
1- 20
14:以下、新鯖からお送りいたします
2013/09/02(月) 22:56:31.25 ID:lv5iWhMZ0
雪ノ下陽乃とのキス。
それはあまりにも突然で
あまりにも一方的で
あまりにも一瞬だった。
経験したことのないその出来事によって
唇が離れても何も言うことが出来ず、呆然としていた。

「比企谷くーん?もしもーし?」
「あっ、はい。なんすか。」
雪ノ下陽乃に呼び掛けられ、ようやく我に返る。
「やだなー、そんなボーッとして。」
「すいません…ちょっといきなりすぎてわけわかんなくて…。」
「あはは、ごめんごめん。じゃあ今度する時は予告するね!」
笑いながら、雪ノ下陽乃はまるで次があるような言い方をした。
今度っていつだろう…。悪い気はしないので少し期待してしまう。
そういえば親が言う今度買ってあげるからの今度って8割くらい訪れることはないよな。

「比企谷君、もしかして初めて?」
雪ノ下陽乃がニヤニヤしながら聞いてくる。
俺にキスする相手なんかいないことくらいわかるでしょ絶対。
「ま、まぁ…。する相手なんかいないですし。」
「そっかー、てっきり雪乃ちゃんともうしてるかと…」
「そんなことありえないでしょ…」
雪ノ下が俺とキスするなんてありえない。
演劇でとかならまだわかるが…
いや、それも拒否されそうだ。
どんな理由であれ、雪ノ下にキスなんてしたら俺は消されるんじゃないだろうか…。
「でもね、私も自分からするのは比企谷君が初めてだったんだよ?」
「えっ?」
自分からという言葉が少し気になった。
しかし、雪ノ下陽乃ほどの人間なら、不意を突かれてキスされることくらいあるのだろう。
自分の中でそういう結論に至った。

「んー、反応薄いなぁ。まあ良いや。じゃあ私、今日は帰るね。バイバーイ比企谷君。」
そう言い残し、雪ノ下陽乃は去っていった。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
306Res/125.30 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice