過去ログ - 社長「今度、上の階に越してきた高木といいます」
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22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/23(水) 17:36:09.10 ID:obhSRlC40
黒髪の子――真ちゃんは、自分のことをボクと呼ぶし、ジャージ姿でやって来るし……

私が一瞬男と勘違いしたのも仕方ないと自己弁護しておくことにしよう。

実際、話を聞く限り女の子にモテモテらしいのだが、その内面は年相応の女の子そのものだ。
以下略



23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/23(水) 17:52:04.01 ID:obhSRlC40
雪歩「ダメだって! 真ちゃんに似合うのはこういう服だって」

表だって一番それを口にしていたのは彼女、雪歩ちゃんだったように思う。

第一印象の大人しそうな印象そのままに、たいていは真ちゃんの後ろにくっついてお店に来ていた。
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24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/23(水) 17:59:51.24 ID:obhSRlC40
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そんなことだから、雪歩ちゃんは真ちゃんと一緒に来ることが多かったわけだが。

他にいつも連れ立って来るといえばあの二人もそうだったかな。
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25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/23(水) 18:09:07.56 ID:obhSRlC40
千早「ちょっと春香……大丈夫?」

春香「あいたた……だ、大丈夫、ごめんね千早ちゃん」

2つ結んだリボンがトレードマークの春香ちゃんと、青みがかった長い髪が特徴的な千早ちゃんも、二人連れでやってくることが多かった。
以下略



26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/23(水) 18:27:17.93 ID:obhSRlC40
春香「よしっ、今日は生姜焼き定食にしよっと♪ 千早ちゃんは何にする?」

どんなに転んでも店ではいつも春香ちゃんは笑顔を見せてくれていた。

店にいる時以外の顔を私は知らないが、きっと普段からそうなのだろうと思うには十分なくらいの眩しい笑顔だった。
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27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/23(水) 18:39:56.38 ID:obhSRlC40
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連れ立って来ることが多かったと言えば彼女たちもそうだった。

やよい「うっうー! こんにちはー!」
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28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/23(水) 18:57:14.84 ID:obhSRlC40
やよい「今日は野菜炒め定食にしますっ!」

伊織「今日は、じゃなくて今日も、でしょ? たまには違うのを頼んだら?」

野菜炒め定食はウチのランチタイムの中でも1、2を争うくらい安い定食だ。
以下略



29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/23(水) 19:13:35.10 ID:obhSRlC40
やよいちゃんは家族のために、という責任感からだろうか、年よりずっと内面は大人びていたが。

伊織ちゃんはやよいちゃんとは違った意味で大人の女の子……いや、女性だった。

所作の一つ一つが洗練されていて、普段の態度と相まってお嬢様のような印象を持ったものだが、実際に良家のお嬢様と聞いて得心したのは別の話だ。
以下略



30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/23(水) 19:28:10.25 ID:obhSRlC40
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内面は大人では、一見すれば子供にしか見えないやよいちゃんや伊織ちゃんが常連客なのだ。

もう大抵のことでは驚かないつもりでいたのだが、彼女たちの登場にはさすがに参ってしまった。
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31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/23(水) 19:35:51.24 ID:obhSRlC40
初めてやって来たその時は、カレーがないことにがっかりしながらも、出された料理を美味しい美味しいとあっという間に平らげてしまった。

年ごろを考えれば育ち盛りと言ってもいい頃なのだろう、年齢相応の食べっぷりに感心したものだった。

亜美「おっちゃん、ごちそうさまっ! これ、お金ね!」
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32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/23(水) 19:45:30.92 ID:obhSRlC40
そこに立っていたのは、さっきまでそこで美味しい美味しいとランチを食べていた子だった。

「……どうしたのかな? 忘れ物でも……」

怪訝に思いながらも、私が話しかけたのをその子は遮ってきた。
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