過去ログ - 美希「センスがないからアイドルやめます」
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1: ◆WOrY9N/cxs[saga]
2013/10/31(木) 00:23:44.58 ID:WQhMPHW70
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       厶::::::::::乂:::::::::::::::!、  , イ:::}::::/                    あの娘のことが好きなのは――
        孑彡从::::::::::::::! i´::::::::::::!:/                      赤いタンバリンを上手に撃つから――
        ,r'"~/⌒ヽ从ヾ!_r‐‐ァ从乂                    ヘ 流れ星一個盗んで――
      ,ィ'" i: :〈    ゞ7′ 〈、                     //  目の前に差し出した時の顔が見たい――
     /   i: : 〉   乂\_/ ノ:ヽ、                  //
     ,′   i!: :.\_// ヽ、/: : : : :、                //
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2: ◆WOrY9N/cxs[saga]
2013/10/31(木) 00:25:23.24 ID:WQhMPHW70
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3: ◆WOrY9N/cxs[saga]
2013/10/31(木) 00:26:52.10 ID:WQhMPHW70

美希「センスがないからアイドルやめます」

━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─

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4: ◆WOrY9N/cxs[saga]
2013/10/31(木) 00:27:33.50 ID:WQhMPHW70

「センスがないからアイドルやめます」

 美希の言葉を繰り返す。
 これほど矛盾した発言もないだろう。
以下略



5: ◆WOrY9N/cxs[saga]
2013/10/31(木) 00:27:59.31 ID:WQhMPHW70

 やめる理由の真意は?
 本人が言ったとおりのことしか――

 やめてどうするのか?
以下略



6: ◆WOrY9N/cxs[saga]
2013/10/31(木) 00:28:28.33 ID:WQhMPHW70

「ハニー!」

 予想は的中した。予感のほうが近いか。
 美希は、俺に会いにアメリカまで飛んできた。
以下略



7: ◆WOrY9N/cxs[saga]
2013/10/31(木) 00:28:55.54 ID:WQhMPHW70

「アメリカってけっこう近いんだね。お昼寝してたらついちゃった」

 俺をホールドして胸元に顔をうずめる美希を引き離すと、本当に嬉しそうに微笑む。

以下略



8: ◆WOrY9N/cxs[saga]
2013/10/31(木) 00:29:30.28 ID:WQhMPHW70

「どうするんだ?」

 どうして、とは聞かなかった。
 美希の目がその話をしないでくれと訴えている。
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9: ◆WOrY9N/cxs[saga]
2013/10/31(木) 00:29:56.51 ID:WQhMPHW70

「美希……」

 俺は美希のプロデューサーだ。

以下略



10: ◆WOrY9N/cxs[saga]
2013/10/31(木) 00:30:45.21 ID:WQhMPHW70

 まず、部屋を借りた。俺の隣りの部屋。
 それから、社長に電話をした。

「そうか……迷惑かけるね」
以下略



11: ◆WOrY9N/cxs[saga]
2013/10/31(木) 00:31:14.79 ID:WQhMPHW70

「その映画に関しての星井くんの報道のされ方が……いや、それまでの傾向が、もう彼女には耐えられなかった、ということになる」

 社長の話では、俺が渡米してから美希に関する報道――特に海外からでは閲覧しにくい週刊誌など――が変化していったらしい。

以下略



12: ◆WOrY9N/cxs[saga]
2013/10/31(木) 00:31:59.38 ID:WQhMPHW70

「ハニー、行ってきますなのー!」

 隣の部屋で起きて、シャワーを浴びて、着替えて、俺の部屋でメシを食って、出かけていく。

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13: ◆WOrY9N/cxs[saga]
2013/10/31(木) 00:32:26.05 ID:WQhMPHW70

 美希の英語は学校の成績がやや高い程度だ。
 コミュニケーションがとれるか不安であったが、

「ミキー、キョウカショワスレター」
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14: ◆WOrY9N/cxs[saga]
2013/10/31(木) 00:33:07.01 ID:WQhMPHW70

 ランチには自分で握ったおにぎりを配って回る。
 お返しにピーナツをたっぷり挟んだサンドウィッチをもらう。

 当然、体重は増える。その分、運動する。
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15: ◆WOrY9N/cxs[saga]
2013/10/31(木) 00:33:32.62 ID:WQhMPHW70

「アメリカのオーディションを受けてみないか」

 美希がやってきてから一か月後、オーナーに打診された。
 もちろん、美希を連れてだ。
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16: ◆WOrY9N/cxs[saga]
2013/10/31(木) 00:34:13.09 ID:WQhMPHW70

「オーディションなんて久しぶりだね」

 部屋に戻って、美希と夕飯を食べながら話す。
 テーブルには日本産のご飯と焼き魚が置いてある。
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17: ◆WOrY9N/cxs[saga]
2013/10/31(木) 00:35:03.78 ID:WQhMPHW70

 出発の前夜。
 部屋の鍵が空いた。

「ハニー」
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18: ◆WOrY9N/cxs[saga]
2013/10/31(木) 00:35:33.69 ID:WQhMPHW70

 ベッドに寝転がった美希が怖いことを口にした。

「ハニーと律子……って付き合ってたの?」

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19: ◆WOrY9N/cxs[saga]
2013/10/31(木) 00:36:14.37 ID:WQhMPHW70

「そうか、いよいよオーディションか」

 会場で美希を控室に送ってから、社長に電話した。

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20: ◆WOrY9N/cxs[saga]
2013/10/31(木) 00:36:45.43 ID:WQhMPHW70

「ねぇねぇ、ハニー。ミキ、かわいい?」

 衣装はスクールのスタジオのものをいくつか借りている。
 事前に合わせてはいるので、見栄えはわかっているが、ステージ用のメイクやブーツで目線で訴えてくる印象が強くなる。
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21: ◆WOrY9N/cxs[saga]
2013/10/31(木) 00:37:25.74 ID:WQhMPHW70

 美希は優勝した。圧倒的な差で。

 曲はふるふるフューチャー≠セった。
 日本にいたときの音源のまま。歌詞も日本語。
以下略



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