過去ログ - アンパンマン「正義ってなんなんだ……」
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21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/11/03(日) 15:46:52.67 ID:ZtZ9RHeg0
 山の麓では、爆発音の発生源が鋼鉄の体躯を振り回していた。
 それは、ばいきんまんのメカなどとは比べ物にはならないほど巨大で凶悪なマシーンだった。
 その周りを蠅のように飛びまわるしょくぱんまんとカレーパンマン。
 マシーンの攻撃はしょくぱんまん集中している。カレーパンマンは、あまり相手にはされていないようだ。

しょくぱん「こいつ……強すぎるッ!」ゼェ……ゼェ……

アンパン「大丈夫か!」

しょくぱん「アンパンマン!!」

アンパン「なんだあの悍ましい機械は!」

しょくぱん「わからん……ただ、ここはいったん引いた方がいいということは確かだ」

アンパン「逃げはしないぞ」

しょくぱん「今は顔の交換ができないんだぞ!」

アンパン「正義の味方が悪に背を向けることなどできない!」

ロールパン「…………」サッ

 ロールパンナの伸ばしたリボンが巨大な機械に絡みつく。

しょくぱん「チッ、勝手なことしやがって……」

アンパン「近づいてもブラックロールパンナにならないってことは、中にいるのはばいきんまんではない……?」

 キュィーーーーーーーーーン…………

しょくぱん「まずい! 相手はエネルギーを溜めてビームを発射する気だ!」

アンパン「その前に、アァァァアアアンパァァァアアアアアンチ!」バキッ

 ピューーーーーーーーーー
 重量級の機械は、その重さが嘘であったかのように、軽々と空の彼方へ飛んでいった。

アンパン「え……? 強すぎる」

カレーパン「マジかよww」

しょくぱん「すごいなアンパンマン!! でも、飛ばしちゃったら中に誰がいたのかわからないじゃないか!」チラッ

 振り向いた視線の先には、たまたまロールパンナがいた。

しょくぱん「………………」

ロールパン「……帰りましょ」



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