過去ログ - とあるミサカのアルバイト
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13: ◆ep89LxT8I.[saga]
2013/11/16(土) 16:33:10.84 ID:Ya0b8q9r0
投下します。初SSなので視点や表現を自己満足で試してます。読みにくいかも



祝日である翌日、番外個体は思いがけず午後早くから身支度を整えていた。

「番外個体!今日は早いんだねってミサカはミサカは結局昨日も遅かった妹を気づかってみる」

「そりゃどーも。今日は2時からだからね」

「(祝日だと早出になるのね…客層は暗部の人間ではなくカレンダーに従って生きる一般人なのかしら)」

「(…オマエみたいなのも世の中にはいるけどな)」

「(NEETがターゲット層ってこと?まさか。狙っても経済的にうまみがないわ)」

「(自分で言ってて哀しくならねェか?)」

「(とにかく暗殺者・用心棒の線は薄くなったわね。一般人相手の商売なら違法物品の取引あたりかしら)」

リビングのソファーで芳川と一方通行が小声で会話していると、

「なんだ、番外個体はどこか行くのか?今日はせっかく休みがとれたんだからみんなで買い物でもしようと思ってたじゃんよ」

昨日は居なかった多忙な家主、黄泉川が現れる。

「うんバイト。今日は20時すぎには帰るから、ミサカの分の晩ご飯残しといてよね」

「いってくるじゃん」

「ウッスいってきまーす」

ケロリと番外個体を送り出す黄泉川。
その後ろでなんともいえない表情を浮かべる二人がいた。

「愛穂、番外個体の勤め先を知ってるの?」

「いや、バイトしてるなんて今知ったじゃん」

野菜ジュースを注ぎながら軽く答える。

今日は授業も警備員の仕事もないオフ日だが、いつものさっぱりしたジャージ姿だ。

「アイツは何の身分証明書も持ってねェだろ」

「じゃあ短期バイトか何かか?とりあえず私はあの子を信頼してるじゃんよ」

ふんふんと鼻を鳴らし妙に上機嫌でソファーにかけた黄泉川は『炊飯器で作る!季節のお料理・冬編』なる本を広げてくつろぎだした。

また出た。「信頼」という言葉。
学園都市の薄暗い世界で生きてきた期間が長い芳川や一方通行にはいまいち根拠が感じられないモノだ。
基本的には黄泉川も打ち止めも自分とは違う。あたたかい光の世界の住人なのだ―――。

――――――まァいいか、と一方通行は打ち止めに目配せする。

「おい」

「うん、一七六〇〇号がちゃんと追跡してるよーってミサカはミサカはミサカネットワークに接続して状況を確認してみたり」



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