6: ◆J9pjHtW.ylNB[saga sage]
2013/12/26(木) 18:35:14.64 ID:zDQpLJAAO
普通に勇者のような境遇で生まれれば、権勢症候群の犬のように我が儘に育ってもおかしくは無かっただろう。
そうならなかったのは明らかに犬のお陰である。
勇者にそれを学ばせるために犬は左足に怪我を負ったりもしたが、犬にとってはそれは勲章のようなものであった。
7: ◆J9pjHtW.ylNB[saga sage]
2013/12/26(木) 18:37:56.10 ID:zDQpLJAAO
僧侶「ゆーしゃさま!だいじょーぶ?!」回復魔法!
勇者「危ないぞ!」ズバッ
勇者「……はあ、はあ、……お前は、逃げろ!」
8: ◆J9pjHtW.ylNB[saga sage]
2013/12/26(木) 18:40:10.20 ID:zDQpLJAAO
ちょっと休憩します。
めちゃ駆け足な気がしてきた。
9: ◆J9pjHtW.ylNB[saga]
2013/12/26(木) 18:50:01.89 ID:zDQpLJAAO
再開
勇者は咄嗟に犬を庇った
爆熱と閃光が、全てを焼き払わんと、その空間を、……埋め尽くした……
10: ◆J9pjHtW.ylNB[saga sage]
2013/12/26(木) 18:52:42.02 ID:zDQpLJAAO
犬は知っていた
己の無力を
犬は知っていた
11: ◆J9pjHtW.ylNB[saga sage]
2013/12/26(木) 18:55:12.71 ID:zDQpLJAAO
女剣士「これで村は一通り調べ終わったか……。他には何も残ってなかったな」
僧侶「うっ……うっ……うっ……」
魔法使い「よしよし。泣きはらした目玉可愛い。もらっていい?」
12: ◆J9pjHtW.ylNB[saga sage]
2013/12/26(木) 18:59:00.89 ID:zDQpLJAAO
女剣士「ふう、……ガレキまで漁ってみたが、やはりたいしたものは無いな」
13: ◆J9pjHtW.ylNB[sage saga]
2013/12/26(木) 19:02:08.19 ID:zDQpLJAAO
跳ばしてないか不安。
麓の町へと歩く一行の前に、魔物の群が立ちはだかる
14: ◆J9pjHtW.ylNB[saga sage]
2013/12/26(木) 19:03:48.42 ID:zDQpLJAAO
女剣士「……無駄に戦闘したくないよ、私」
僧侶「ドラゴンとか、危険が危ないよ〜」
女剣士「そりゃ危険は危ないよ」
15: ◆J9pjHtW.ylNB[saga sage]
2013/12/26(木) 19:06:04.12 ID:zDQpLJAAO
――魔王の使いの塔――
魔王の使い「くははっ、なかなかやりおるな、勇者を欠いた人の子らよ!」
女剣士「勇者はいないが犬はいるぞ!」
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