過去ログ - 八幡「やはり俺のシンクロ率は間違っている」アスカ「は?」
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15: ◆3svf9ywuI.[saga]
2014/01/17(金) 00:27:14.52 ID:pPJnhWb/0



 俺は考えた。あらゆる側面から。



 まず、命の危険。

 これはおそらくあの化物と戦うという点から言っても、かなりの危険を伴うはずだ。あれがガンダムだったとしても乗ったのがニュータイプの説明書だけでガンダムを動かせる天才パイロットだからこそできたことで、俺みたいなモブ谷君はあっさりと破壊されるのがオチだ。


 次に、選択権。

 単に親父の命令と言うのなら拒否をすれば良いだけだ。元々俺の事を捨てたクソ親父なんかに義理だてする必要はないし、例え勘当されたとしても今まで通りの生活に戻るだけだから問題ない。……が、あのクソ親父は曲がりなりにもここのお偉いさん。こんな兵器を隠し持っているような組織のお偉いさんってことは俺を闇に葬り去ることも可能……。


 次に、正義感。

 確かに俺は卑屈を抱いて生まれたような男ではあるが、多少の良心は持っている。いや、誰よりも苦境に立たされてきたからこそ、人の痛みを知っているし、誰かに同じ痛みを味あわせたくないとも思う。正義感の観点だけで言えば俺は人類のために戦っても良いと思う。


 最後に、使命感。

 これが誰にでもできること、志願制のパイロットであるならば俺は間違いなく拒否をしていた。これが唯一無二の決戦兵器ならば、技術力も体力も精神力も俺を上回っている人間がやるべきだし、そんな人間はいくらでもいる。
 だが、どうやらこのロボット……エバーを乗りこなせる人間は俺しかいないようだ。これに乗らなければ多くの人間が死ぬ。逆言えばこれに乗るだけで多くの人間が助かる。その権利を俺が握っている。



 やれやれ、本当にいつだって俺とは無関係に人生ってものは決まっていく。

 次に生れた時はどうか幸せな青春ラブコメの主人公をやりたいもんだ。

 大きく深呼吸をしろ。前を向け。

 クソ親父に向かって、威風堂々真っすぐ言ってやるんだ!


八幡「俺は!!」

ゲンドウ「………」




八幡「お断りします!!」ドゲザッ




リツコ「」

ミサト「」

ゲンドウ「」


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