過去ログ - モバP「最近、文香と距離を感じてまして……」
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1:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/02/11(火) 06:23:15.63 ID:881hpy9i0
鷺沢さんss
地の文あり
エロ無し


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2:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/02/11(火) 06:24:02.95 ID:881hpy9i0
モバP「なにか知りませんか、ちひろさん? 俺には心当たりがなくて……」

ちひろ「そうですか? いつもと変わらないと思いますけど」

モバP「それがこの頃、目が合うと慌てて逸らしたり、話振っても口ごもったりでして」
以下略



3:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/02/11(火) 06:24:31.21 ID:881hpy9i0
ここから地の文あり


4:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/02/11(火) 06:24:58.31 ID:881hpy9i0
−古書店−

カラン、とベルが鳴る。耳に心地よい音を拾いながら、店内に入った。

文香がアルバイトしている古書店である。
以下略



5:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/02/11(火) 06:25:28.54 ID:881hpy9i0
モバP(……綺麗だ)

さらさらとした黒髪の隙間から、閉じた目蓋が覗いている。長い睫毛が頬にかすかな影を落としていた。その頬もうっすらと紅い。

静かなはずの寝息が、こんなにも大きく響く。
以下略



6:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/02/11(火) 06:26:47.33 ID:881hpy9i0
恐る恐る覗き込むが、文香が起きる気配はない。

ほっと息をつくが、それがいけなかった。

モバPの視線の先にあったのは、文香の吐息の出処――唇である。
以下略



7:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/02/11(火) 06:27:16.15 ID:881hpy9i0
文香の口内を傷つけないようにゆっくりと指を引き抜く。唾液の橋がかかった先、文香の舌は、危険に赤い。

モバPが動けないでいると、細められていた文香の瞳がゆるゆると見開かれていく。
その目元までが紅潮していくのを目にして、モバPも我に返った。

以下略



8:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/02/11(火) 06:29:28.13 ID:881hpy9i0
とりあえずこんなもんで

延長戦もういっこやって、そのあとオチかな


9:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/02/11(火) 07:18:25.96 ID:u6rbIWYYo
謎のエロさ


10:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/02/11(火) 08:30:47.21 ID:Eces+Jj1o
鷺沢文香(19)
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11:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/02/11(火) 08:42:28.86 ID:iUVCInjl0
支援。期待してる。


12:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/02/11(火) 13:58:13.67 ID:sH3yUM4Y0
前髪に隠れた目が、とても綺麗で印象に残る人だよね。


13:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/02/11(火) 20:53:39.76 ID:881hpy9i0
続き投下


14:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage ]
2014/02/11(火) 20:55:19.38 ID:OjdXsHE50
待ってた


15:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/02/11(火) 20:55:20.88 ID:881hpy9i0
モバP「本ッ当にごめん! 謝って済む問題じゃないけど……」

文香「い、いえ、その……私の方こそ、Pさんの手を汚してしまって……」

モバP「それも元を正せば俺のせいだ」
以下略



16:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/02/11(火) 20:56:37.24 ID:881hpy9i0
文香に追いついてからは、しばらく無言だった。ひたすら奥に進みながら、時折書架の間に入って本を戻す。その繰り返しだった。

そのうちにモバPの受け持った分の整理が終わってしまう。

音が全て吸い込まれてしまったかのような静寂。
以下略



17:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/02/11(火) 20:57:10.16 ID:881hpy9i0
思考にかまけた前方不注意である。
慌てて一歩下がろうとするが、急な動きに身体はついていかない。その場に立ち止まるのがやっとだった。
まるでその時を狙い澄ましたように、文香が一歩だけ後ろに下がった。

とすり、と軽い音を立てて細い肩がモバPの右胸に収まる。ほとんど無意識に右手で文香の腰を支えた。
以下略



18:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/02/11(火) 20:57:39.08 ID:881hpy9i0
上気した頬に、見開かれて潤む瞳が映える。

気が付くと、腰を支えていたはずの右腕は文香の下腹部辺りまで到達している。それを、文香は振りほどくどころか、むしろ抱えた本との間に押し付けているようだった。

文香との距離は、吐息がかかるほどにしか残されていない。
以下略



19:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/02/11(火) 20:58:13.73 ID:881hpy9i0
「あのー、すみませーん! 誰かいませんかぁー?」


20:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/02/11(火) 20:58:40.96 ID:881hpy9i0
とっさに身を起こして飛び退る。両手に残る文香の手と下腹の感触に慄いた。

文香はといえば、特に乱れてもいない髪を必死に整えている。

混乱の局地にあるが、そういえばモバPの方が年長であり男である。事態を収拾する責務があるような気がした。根拠はないが。
以下略



21:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/02/11(火) 20:59:53.14 ID:881hpy9i0
延長戦終了。なんやこいつら腹立つな

オチはまた書き溜めてから投下します


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