過去ログ - 不死鳥「どーした、人の子」
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1: ◆iGznqO269Y[saga]
2014/02/16(日) 00:10:39.32 ID:PLE5OY840
男「……」グスッグスン

不死鳥「ちょっと、何か答えなよ」ムッ

男「なんでレイバーファッションじみた格好で山の中にいる女の子に返事しなきゃなんないのさ。
  しかも人の子って何?神様気取り?」キッ

不死鳥「気取りとは何だ!アタシは不死鳥だぞ!」

男「うはwwwww近年稀に見る痛々しさwwwww言われてみればちょっとそれっぽい
  格好かもしんないけどさwwwwwwwwwww」

不死鳥「むー……」ピカァ

男「!?」



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2: ◆iGznqO269Y[saga]
2014/02/16(日) 00:20:42.30 ID:PLE5OY840
男「赤基調のファッションの女の子が真っ赤な鳥になった……」

不死鳥「信じてもらえたかな?」

男「いひゃい」ホッペタムニー
以下略



3: ◆iGznqO269Y[saga]
2014/02/16(日) 00:28:23.45 ID:PLE5OY840
不死鳥「うるさいな」ピカァ

男「なんでわざわざまた人の格好になるのさ」

不死鳥「結構気に入ってる。割と美人だろ?」ドヤッ
以下略



4: ◆iGznqO269Y[saga]
2014/02/16(日) 00:42:02.26 ID:PLE5OY840
不死鳥「なんだよ?気になるだろ」

男「久遠の時を生きていらっしゃる不死鳥様には関係のない、矮小な人間のつまらん悩みですよ」

不死鳥「その科白だと聞いてほしげな感じがするぞ?」
以下略



5: ◆iGznqO269Y[saga]
2014/02/16(日) 01:00:01.48 ID:PLE5OY840
男「何?君、嫁き遅れなの?」

不死鳥「ちょっと考えれば解るだろ?アタシに番があったら今頃不死鳥の世界だぞ?」

男「ああ……」
以下略



6: ◆iGznqO269Y[saga]
2014/02/16(日) 01:01:47.66 ID:PLE5OY840
本日はここまでで失礼します。


7:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/02/16(日) 01:42:11.73 ID:JW64b0WW0


前に不死鳥が焼き鳥作るSS見たけど同じ人?違ってたらすまん


8:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/02/16(日) 02:55:17.45 ID:wl7kM4m/o
>>7
俺もそれかとオモタ
味が濃いっていうやつだろ?


9: ◆iGznqO269Y[saga]
2014/02/16(日) 07:16:55.67 ID:PLE5OY840
>>7,>>8
違います。あのSS作者の方はトリップはつけていなかったかと……。

正直なところを申し上げますと、あの作品には遠く及ばないものしか書けないような自分がこの作品を書くのは
あちらの作者の方に申し訳ないと思い、このスレを建てることを暫く躊躇しておりました。
以下略



10: ◆iGznqO269Y[saga]
2014/02/16(日) 07:45:26.83 ID:PLE5OY840
男宅

男(強く、かぁ……)

男(僕からは程遠い)
以下略



11: ◆iGznqO269Y[saga]
2014/02/16(日) 08:10:55.63 ID:PLE5OY840
数日後――

不死鳥「なー、アンタ……。なんだってまた此処に来たんだよ?」

男「いや?別に?一人ぼっちは寂しいからさ」
以下略



12: ◆iGznqO269Y[saga]
2014/02/16(日) 08:40:12.34 ID:PLE5OY840
男「無理。というか僕は君という最良の話し相手がいるわけだし、頑張ることないかなと思って」

不死鳥「また勝手だな。残された方はどうしたらいい?」

男「君の血を飲んだら僕も不死になれたりしないの?」
以下略



13: ◆iGznqO269Y[saga]
2014/02/16(日) 08:59:35.29 ID:PLE5OY840
不死鳥「死んだ後にどうなるかなんて誰にも解らないんだし、普通に生きてりゃいいんじゃないのか?
    アンタは只の人間なんだし」

男「普通に生きようにも僕は社会の爪弾き者でね。他人からまともな扱いを受けた覚えがない。」

以下略



14: ◆iGznqO269Y[saga]
2014/02/16(日) 09:15:38.41 ID:PLE5OY840
男「えー……」

不死鳥「あー……なんでもいいからアタシのところに来るなっての!来たかと思ったら愚痴られて、たまったもんじゃない」

男「……」
以下略



15: ◆iGznqO269Y[saga]
2014/02/16(日) 09:32:44.94 ID:PLE5OY840
更に数日――

不死鳥(……なんだろ、ちょっと寂しいな。)

不死鳥(人と喋ったのって1000年ぶり位だったもんなー……なんだかんだアイツと喋ってて楽しかったんだな、アタシ)
以下略



16: ◆iGznqO269Y[saga]
2014/02/16(日) 09:51:32.27 ID:PLE5OY840
ザクッザクッ

不死鳥「!?」

男「……」
以下略



17: ◆iGznqO269Y[saga]
2014/02/16(日) 10:11:57.89 ID:PLE5OY840
不死鳥「アタシさ、本当に弱いんだ」

不死鳥「アタシはさ、生命がこの星にあるのと同じ頃に生み出されてずっと生きてきた」

不死鳥「生まれた時から変身もできたし、人の子みたいな思考もできた」
以下略



18: ◆iGznqO269Y[saga]
2014/02/16(日) 10:41:28.26 ID:PLE5OY840
不死鳥「なのにどういう訳かアンタはここを見つけてアタシの前に現れた」

不死鳥「しかもアタシを見て気味悪がらない奇人ときた」

不死鳥「気味悪がらないどころか、二度と来るなと言ったら残念そうな顔すらする」
以下略



19: ◆iGznqO269Y[saga]
2014/02/16(日) 19:05:40.70 ID:PLE5OY840
午前は無言離脱失礼しました。再開します。


20: ◆iGznqO269Y[saga]
2014/02/16(日) 19:44:23.93 ID:PLE5OY840
男「所謂、一目惚れってやつなんだろうね。心細くて仕方なかった僕に話しかけてくれた君が愛しくて仕方なかった。
  二度目に来た日――君が『もう来るな』って言った日は、正直君に逢いたい一心でさ……」

男「ろくな話題がなかった所為で君には怒られちゃったけど、せめて謝れたらと思ったんだ」

以下略



21: ◆iGznqO269Y[saga]
2014/02/16(日) 20:24:21.30 ID:PLE5OY840
不死鳥「本当は、人の子がアタシの血飲めば不死になれるんだ」

男「……」

不死鳥「アンタがアタシでいいなら……だけど、アタシの終わりのない暇つぶしに付き合ってほしいんだ……」
以下略



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