過去ログ - 男「君のいる世界、いない世界」
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1: ◆H0bpzKouXk[saga]
2014/03/05(水) 22:03:04.10 ID:Jfl9hsiwo

静寂と喧騒が同居する独特な年明けの雰囲気も一段落し、街がいつもの日常に戻り始める一月初旬。
俺は、人気のない夜の公園にある滑り台の上に立ち、ただ遠くを眺めていた。


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2: ◆H0bpzKouXk[saga]
2014/03/05(水) 22:04:52.02 ID:Jfl9hsiwo
〜公園〜

男「……この滑り台の上から飛び降りたら死ねるかな……って無理か……」

?「死にたいんですか?」
以下略



3: ◆H0bpzKouXk[saga]
2014/03/05(水) 22:06:01.33 ID:Jfl9hsiwo
男「い、いや……あっ! そういえば俺、用事を思い出したんで、これで……」ソロ〜ッ

神「男さん、17才。○○高校に通う高校二年生……」

男「えっ……何で俺のことを……」
以下略



4: ◆H0bpzKouXk[saga]
2014/03/05(水) 22:06:51.70 ID:Jfl9hsiwo
神「神様です。信じてくれましたか?」

男「そんなこと信じれるわけ……」

神「それにしても、人間とは愚かな生き物ですね」
以下略



5: ◆H0bpzKouXk[saga]
2014/03/05(水) 22:07:43.58 ID:Jfl9hsiwo
神「確かに、死んだ人間を生き返らせることは出来ません」

男「はぁ? あんた言ってることがむちゃくちゃ……」

神「しかし、彼女が死んでない世界を創ることが私には出来るのです」
以下略



6: ◆H0bpzKouXk[saga]
2014/03/05(水) 22:08:31.57 ID:Jfl9hsiwo
〜自宅・自室〜

ーチュンチュンー

男「……はっ! あ、朝!?」バッ
以下略



7: ◆H0bpzKouXk[saga]
2014/03/05(水) 22:09:32.10 ID:Jfl9hsiwo
〜学校・教室〜

ガラッ

男「はぁはぁ……」
以下略



8: ◆H0bpzKouXk[saga]
2014/03/05(水) 22:10:45.71 ID:Jfl9hsiwo
〜学校・人気のない所〜

幼「どう? 落ち着いた?」

男「あぁ……」
以下略



9: ◆H0bpzKouXk[saga]
2014/03/05(水) 22:11:32.70 ID:Jfl9hsiwo
男(どう説明したらいいんだろう……自称神様って奴に会って、幼馴染みが死んだ世界から死んでない世界に来た? いやいや、こんなこと言ったって信じてもらえないだろ……)

幼「何?」

男「その……お前が死んだ夢を見たんだ」
以下略



10: ◆H0bpzKouXk[saga]
2014/03/05(水) 22:12:28.15 ID:Jfl9hsiwo
〜放課後〜

幼「めずらしいわね、あんたから一緒に帰ろうとか言ってくるの」

男「あぁ、たまにはな」
以下略



11: ◆H0bpzKouXk[saga]
2014/03/05(水) 22:13:16.12 ID:Jfl9hsiwo
〜帰り道〜

幼「あ〜遊んだ、遊んだ!」

男「くそ〜人の金だと思って……」
以下略



12: ◆H0bpzKouXk[saga]
2014/03/05(水) 22:14:07.53 ID:Jfl9hsiwo
幼「……はぁ。もう、あんたって昔から無駄に心配性よね」

男「……うるせぇ」プイッ

幼「ちょっと、頭下げて」
以下略



13: ◆H0bpzKouXk[saga]
2014/03/05(水) 22:14:51.38 ID:Jfl9hsiwo
幼「分かったんなら、さっさと離れろ、この変態!」パッ

男「はぁ!? お前から抱き寄せたんだろうが!」

幼「し〜らない」
以下略



14: ◆H0bpzKouXk[saga]
2014/03/05(水) 23:46:39.97 ID:Jfl9hsiwo
〜自室・夜〜

男「はぁ、何か今日は疲れた……ってか、本当にどうなってんだろう。何の説明もなくこんなことにしやがって、あの自称神様。こっちも何が現実か分からなくなってきたぞ……」

神「呼びましたか?」
以下略



15: ◆H0bpzKouXk[saga]
2014/03/05(水) 23:48:00.36 ID:Jfl9hsiwo
男「それより! 俺をこの幼馴染みが死んでない世界に連れて来て何がしたいんですか? というか、どうなってるんですかこれ!? 現実って言われても、やっぱ意味わからないんですけど!?」

神「今から説明しますので、まずは落ち着いてください」

男「す、すみません」
以下略



16: ◆H0bpzKouXk[saga]
2014/03/05(水) 23:48:52.95 ID:Jfl9hsiwo
男「はぁ……で、何で俺にこんな体験をさせてくれたんですか?」

神「それはあなたには私の実験に協力していただこうと思いまして」

男「実験……ですか?」
以下略



17: ◆H0bpzKouXk[saga]
2014/03/05(水) 23:49:34.98 ID:Jfl9hsiwo
神「このように深夜0時をもって、あなたには二つの世界を行き来してもらいます」

男「……あなたの目的はなんですか?」

神「言ったでしょ? ただの実験です。あなたが二つの世界の内どちらを選ぶか興味があるんです」
以下略



18: ◆H0bpzKouXk[saga]
2014/03/05(水) 23:50:30.14 ID:Jfl9hsiwo
神「ありがとうございます。まぁ、あなたの意思は固いようですが、実験ですので、ちゃんと両方の世界で生活していただきます」

男「分かりました。それで、期間はどれくらいなんですか?」

神「そうですね……私も長い期間、二つの世界を存在させ続けるのはきついですから……」
以下略



19: ◆H0bpzKouXk[saga]
2014/03/05(水) 23:51:25.32 ID:Jfl9hsiwo
神「はい。でも、あなたは二つの世界で生活するので、単純に倍の日数生活することになります。なので、結構長く感じるかもしれませんね」

男「え?」

神「あれ? 言ってませんでした?あなたには両方の世界で同じ月日を過ごしていただきます 」
以下略



20:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/03/06(木) 00:18:29.80 ID:HBAwStzOo
期待


21: ◆H0bpzKouXk[saga]
2014/03/06(木) 01:20:57.93 ID:ZJInuktho
〜朝・学校〜

男「……あんま、寝られなかったな」

ガラッ
以下略



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