17:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/08(土) 15:10:58.54 ID:2XKtwCeO0
はっとして藍子さんの方を向き直った時、藍子さんは既に背を向けて歩き出していました。
藍子さん。
そう言いかけて私は口を噤みました。
火照った顔を見られるのが恥ずかしいからではありません。
「プロデューサーさん………」
と、譫言の様に彼を呼ぶ藍子さんの寂しげな背中に、声を掛ける事が憚られたからです。
藍子さんからプロデューサーを奪ってしまったのは、他でもない私自身でした。
でも、私にはどうする事も出来ません。
藍子さんがどうやってプロデューサーと出会ったのか、私は知る由もありませんし、聞く必要もありません。
ですが、この町に私を連れてきたのはプロデューサーです。
プロデューサーが私にかかりきりなのは、私をアイドルとして成功させなければという責任感からも来ている事でしょう。
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