過去ログ - 八幡「目を覚ましたら、猫になっていた」
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1:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/08(土) 21:15:39.31 ID:X2nwwohA0
八幡「顔だけが……」

八幡「なんだよ、これ。リアルな猫の顔に死んだ魚のような目が合わさるとこんなにきもいのか?」

小町「お兄ちゃん、まだ顔洗ってるの? 小町は隣で歯磨きするから――キモッ!」

八幡「おはようの代わりに気持ち悪がられて、お兄ちゃん傷ついたぞ」

小町「えっ? お兄ちゃん、なんでそんなに気持ち悪い事してるの? カーくんになりたいの?」

八幡「常日頃からカマクラを羨んでいたのは確かだな。出来る事なら今すぐ変わって欲しい」

小町「だからって、猫のマスク被らなくても……。やけにリアルだし、目が死んでるし」

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2:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/08(土) 21:17:06.23 ID:X2nwwohA0
八幡「俺にだって意味わかんねぇよ。起きて顔洗おうとしたら、こうなってた」

小町「こうなってた? ……ねぇねぇ、ちょっと触って良い?」

八幡「なにに?」
以下略



3:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/08(土) 21:18:17.40 ID:X2nwwohA0
八幡「どうしよう……」

小町「このまま学校に行ったら面白い事になりそうだけど、今日は休んで様子を見てみれば?」

八幡「そうすっか。えっと、平塚先生にメール送っておけばいいよな」
以下略



4:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/08(土) 21:19:17.62 ID:X2nwwohA0
八幡「メールの内容はこんなもんで良いな。送信、っと」

小町「なんて送ったの?」

八幡「顔が猫になったから休みます、って」
以下略



5:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/08(土) 21:20:57.63 ID:X2nwwohA0
八幡(あの後、写メを送ったり、断腸の思いで電話をしても、来いの一点張りだった)

八幡(小町に協力を仰ごうとしたら……)

小町『用があって早めに登校しないといけないから、小町はもう行くね』
以下略



6:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/08(土) 21:22:13.36 ID:X2nwwohA0
「あの席に座ったぞ」

「あそこって誰?」

「あいつだろ? 文化祭でやらかした、えっと……ヒキタニ」
以下略



7:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/08(土) 21:23:26.36 ID:X2nwwohA0
八幡「俺だよ、戸塚」

戸塚「え? は、八幡なの? なんでそんなマスク被ってるの?」

八幡「マスクじゃねぇんだよ。本物なんだよ。耳が動かし放題なんだよ」
以下略



8:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/08(土) 21:25:11.40 ID:X2nwwohA0
平塚「朝のHRを始める。みんな席につ……比企谷、なんだそれは?」

八幡「説明不可の超常現象です。萬國驚天掌をくらいながら大猿化しようとして、途中で止まって失敗したのが今の俺です」

平塚「猿じゃなくて猫だろうに……まぁいい。さっさと脱げ。気になって話も出来ん」
以下略



9:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/08(土) 21:26:33.51 ID:X2nwwohA0
平塚「にしても本当に良く出来てるな。こんな玩具、どこで売ってたんだ? 飲み会の時に一発芸で披露したいくらいだ」

八幡「本物ですって」

平塚「……マジで?」
以下略



10:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/08(土) 21:29:11.25 ID:X2nwwohA0
結衣(本当にヒッキーだったんだ……猫の目が死んでたし、そうかなぁ、とは思ってたけど)

戸塚(八幡が猫になっちゃった……キャットフード、買ってあげたら喜ぶかなぁ?)

葉山(今度は何をするつもりなんだ? 彼は……)
以下略



11:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/08(土) 21:30:15.27 ID:X2nwwohA0
八幡「……で、なんでここなんすか?」

八幡(正確には、いつも奉仕部として俺らが集まってる教室)

平塚「今の君を職員室に招くわけにはいかんだろ。ここなら落ち着いて話が出来るからな」
以下略



12:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/03/08(土) 21:32:01.94 ID:E7LCohnr0
クッソワロタwww


13:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/08(土) 21:32:03.85 ID:X2nwwohA0
平塚「しかし、八方塞がりか……君は色々と敵を作るからな。誰かに呪いでもかけられたか?」

八幡「俺なんかを相手にする暇人なんていませんよ。ましてや呪いなんてあるわけありません。あったら俺が使ってます。お空を自由に飛んでみたい」

平塚「それは呪いではなくて青ダヌキのひみつ道具だが……なら、現状をどう受け止める?」
以下略



14:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/03/08(土) 21:32:24.93 ID:FPM0vqZZo
俺なら絶対に行けないのにすげえな


15:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/08(土) 21:34:14.62 ID:X2nwwohA0
八幡「平塚先生も行ったし、俺もなにか調べるか。っつっても、なに調べりゃいいんだ? とりあえず、『猫の顔になる呪い』っと」

八幡「……しょうもない事しか検索に引っ掛からねぇ。ん? 猫の俗言?」

八幡「そういえば、猫の病気は梅干しの水を飲ませるといいとか、聞いた事があるな」
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16:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/08(土) 21:35:19.63 ID:X2nwwohA0
雪乃「……」

八幡「あー……これにはな、深いようで浅くない、田中さんがノーベル賞を取った時のマスコミの戸惑いぐらいわけのわかんねぇ事情があってな」

雪乃「……にゃー」
以下略



17:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/08(土) 21:36:31.09 ID:X2nwwohA0
雪乃「にゃんで……ごほん。なんであなたから比企谷君の声が聞こえたのかしら?」

八幡「咳を間に入れても誤魔化し切れてねぇから」

雪乃「黙りなさい。額と耳の裏と顎の下をくすぐられたいの?」
以下略



18:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/08(土) 21:37:12.91 ID:X2nwwohA0
雪乃「状況整理をしたいのだけれど、良いかしら?」

八幡「どうぞ」

雪乃「あなたは比企谷君で良いのよね? 目が腐ってるわよ」
以下略



19:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/08(土) 21:38:13.97 ID:X2nwwohA0
八幡「……それはあれだよな? 泣くと鳴くをかけたんだよな?」

雪乃「忘れなさい。さもなくば、猫の鳴き声しか発せない状態にするわよ」

八幡「どういう状況だよ、それ」
以下略



20:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/08(土) 21:40:00.90 ID:X2nwwohA0
雪乃「どうしてそうなったの?」

八幡「起きたらこうなってた。平塚先生に脅されて学校に来た。今、平塚先生が近くでお祓いが出来る神社を探してる。以上」

雪乃「理解したわ。けれど、奇特な人もいたものね。あなたに呪いをかけるなんて。猫があなたを気に入って憑くわけもないでしょうし」
以下略



21:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/08(土) 21:41:36.05 ID:X2nwwohA0
雪乃「建設的な話をしましょう」

八幡「最初からそうしてくれ」

雪乃「お祓いをして、上手く行かなかったらどうするの?」
以下略



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