過去ログ - 上条「俺がいる限り、テメェは一生最強には届かねぇんだよ!」
1- 20
20: ◆HmDjqt09PA[saga]
2014/04/09(水) 00:51:41.71 ID:Ha7TAlij0


少年は面倒くさそうに少女の元へ歩み寄ると、彼女の顔の前にしゃがみこんだ。

湿気を含んだ彼女の吐息が、彼女の口元に散らばっていたガラス片を曇らせる。

彼女の顔は右半分がグチャグチャに潰されており、既に原型をとどめていない。

覗いているあの白いモノは頭蓋骨だろうか。少年はこんな状況でも、路上で虫を観察する小学生のような思考をする。

一〇秒ほどじっくり彼女を眺めた彼は、再びその顔から表情を消し、


「そンじゃ、もうイイか?そろそろ死ンじまえよ。出来損ない乱造品」


少年の細腕が、まるで傷をいたわるように彼女の顔に触れる。

もしかしたら手当をしているように映ったかもしれない。


「…ぃ…ぃ…ぁ」


声にならない少女の叫びは、そこで途切れる。

直後、まるで体の内側に爆弾が仕込まれていたかのように、彼女の体が文字通り爆発した。





<<前のレス[*]次のレス[#]>>
792Res/319.48 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice