17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/10(木) 18:44:21.13 ID:pG5fqgIz0
「行きましょうか、プロデューサーさん」
「あっ、はい。じゃあな、八九寺」
「ばいばい、真宵ちゃん」
「はい、またお会いしましょう、あずさお姉さん」
「うふ、妹が出来たみたい」
「三浦さんの弟でしたら僕が喜んでなりましょう。
いつでも性格の違う十二人の僕が全力で三浦さんを姉と慕います」
阿良々木プリンスです、と笑う彼。
このどっち付かずの関係なんて、本当はいけないって気付いているんです。
中途半端に曖昧な距離を保ち続けるくらいなら、きっぱり諦めるか、玉砕してしまった方がいい。
選択肢がその二択しかないのは悲しいけれど、元より勝算なんてないのですから。
「…………」
明らかにおかしいことをしている――何がしたいんだろう、私。
でも。
この関係が。
誰も傷付かず傷付けられない距離が、いつまでも続いてしまえばいいのに――。
57Res/45.73 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。