過去ログ - 咲「お覚悟を」池田「そうはいかないし!」
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22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage saga]
2014/04/16(水) 11:08:30.06 ID:CrR8uSDw0
池田「さ〜って、今日は入っているかな〜っと」

水の枯れ切った古井戸の桶を口笛を吹きつつ池田は引き上げる。

古井戸の底はあまり深くなく、すぐに桶が姿を見せ、
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23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage saga]
2014/04/16(水) 11:11:03.10 ID:CrR8uSDw0
そう、池田自身は何でも屋的な意味合いでこういうことをしているのだが、

池田の働きぶりから殺し専門と勘違いされているらしい。

まぁ、人を殺すだけあって得られる金銭も段違いなのだからいいか、と楽観的に考えた。
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24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage saga]
2014/04/16(水) 11:13:25.46 ID:CrR8uSDw0
そして数日後、池田は約束の時刻よりも早く来て裏手から朽ちた小屋の中に入り、

扉付近にしゃがみこみ、かすかに開いた穴から依頼主の姿を探す。

しばらくしてやってきたのは随分といい身なりをした女武士らしき人物だった。
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25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage saga]
2014/04/16(水) 11:17:10.88 ID:CrR8uSDw0
池田『え!?』

女の口から出てきた名前に池田は思わず声を上げた。

池田自身今までそれなりに有名どころの武士を手にかけたことがないわけではなかったが、
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26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage saga]
2014/04/16(水) 11:19:09.61 ID:CrR8uSDw0
しかし、女の言葉に池田はさらに驚く。

菫「それは手付金だ。成功すればもっと払おう」

池田『マジで?』
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27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage saga]
2014/04/16(水) 11:22:37.24 ID:CrR8uSDw0
池田『わかった。引き受けるし』

菫「本当か!」

池田『ああ、でも時間がかかるかもしれない。なにせ相手は将軍様だからな』
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28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage saga]
2014/04/16(水) 12:00:29.88 ID:CrR8uSDw0
月明かりすらない新月の夜。

その闇に乗じるように池田は易々と城へと潜り込んでいた。

上手い具合に天井裏に潜り込み、目的の殺す相手がいるであろう部屋を目指す。
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29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage saga]
2014/04/16(水) 12:04:19.56 ID:CrR8uSDw0
あと一歩反応が遅ければ、その刃にやられていただろう。

持ち前の本能によって助かった命だ。

咲「まさか、よけられるとは思いませんでした」
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30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage saga]
2014/04/16(水) 12:06:30.28 ID:CrR8uSDw0
咲「はい、将軍原村和様の影武者、咲といいます」

咲「まぁ知ったところで今から死ぬあなたには余計な情報でしょうけど」

そういうと咲は右手に持っていた小太刀で池田に襲いかかる。
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31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage saga]
2014/04/16(水) 12:09:00.07 ID:CrR8uSDw0
そう言い合いながら二人は刃を合わせあう。

最初こそ互角ではあったそれは、徐々に咲が劣勢へとなる。

最後には池田が咲を畳の上に押し倒す形で決着がつく。
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32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage saga]
2014/04/16(水) 12:11:30.10 ID:CrR8uSDw0
池田「…なぁ、あんたのその頭…地毛じゃないだろ?」

咲「それが、なんですか?」

池田「いや、せっかく綺麗な目してんのに髪が合ってないなって思ったんだし」
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