過去ログ - モバP「そう言えば志希はどんな研究してたんだ?」
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1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/17(木) 19:55:32.53 ID:WhBlKzSKo
志希「ん? どうしたの急に?」 

モバP「いや、ふと気になってな。もっとも、俺みたいな素人が聞いたところでまったく分からないくらい難しい内容なんだろうが」

志希「そんなことないと思うけど? とゆーか、それじゃまるであたしが説明ベタみたいじゃない?」

モバP「あ、悪い悪い。そんなつもりじゃなかったんだ」

志希「じゃあ聞きたい? そりゃやっぱり聞きたいよね〜?」

モバP「ああ、聞きたい聞きたい。是非聞かせてくれ」

志希「にゃっはっはー♪ もーキミは仕方ないなー♪」

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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/17(木) 19:56:17.15 ID:WhBlKzSKo
志希「あたしが研究してたのはねー! ずばり、『再昇華チオチモリンの吸時性』についてだよ!」

モバP「うっ……いきなり難しそうな言葉が出てきたぞ」

志希「にゃははー♪ それについてはこれから説明していくからさー!」


3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/17(木) 19:57:51.69 ID:WhBlKzSKo
志希「まずは、チオチモリンって物質についてからだねー」

モバP「ああ、頼む。なるべく簡単にな?」

志希「一応きーてみるけどー、チオチモリンって今までにきーた事ある?」
以下略



4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/17(木) 19:58:43.01 ID:WhBlKzSKo
志希「んーと、まずこの物質はRosacea karlsbadensis rugoってゆー低木からしか採れないんだ」

志希「少なくとも14個のヒドロキシ基と2つのアミノ基、それにスルホ基を1つ持っていて……」

モバP「ちょっ、ちょっと待て。いきなり専門用語だらけになったぞ」
以下略



5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/17(木) 19:59:54.25 ID:WhBlKzSKo
志希「もー……じゃあもっと簡単にざっくりゆーと、チオチモリンって分子を構成しているパーツは大体分かってるんだけど、全体でどーゆー形なのか、それはまだよく分かってないんだー」

モバP「へー。ということは、志希はそれがどんな形なのかを研究していたのか」

志希「それは別のチーム! あたしが研究してたのはもっと別のこと!」
以下略



6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/17(木) 20:00:28.98 ID:WhBlKzSKo
志希「でも構造は分からなくても、チオチモリン分子には面白い性質があってねー♪ チオチモリン分子の一部が四次元的に広がっているみたいで、他の化合物には見られない特別な……」

モバP「志希……」

志希「あー、はいはーい……。まあ、その四次元的な構造があるから、チオチモリンは水にすっごいよく溶けるんだよ!」
以下略



7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/17(木) 20:01:05.84 ID:WhBlKzSKo
志希「もちろんただそれだけじゃないよー! チオチモリンが特別なのはちゃんと理由があってねー♪」

志希「なんと、あまりに水に溶けやす過ぎて、水に入れる前に水に溶けてしまうのだー♪」


8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/17(木) 20:01:47.89 ID:WhBlKzSKo
モバP「ん? いや、なんか変なこと言わなかったか? 水に入れる前に溶けるって意味が分からないぞ?」

志希「つまりねー♪ こういうことー♪」

モバP「おい!? 志希!?」
以下略



9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/17(木) 20:02:59.80 ID:WhBlKzSKo
志希「にゃふふー♪ あー、あともーひとつあるかなー?」

モバP「ん?」

志希「入れようと思ったら、もう出てる〜?」
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10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/17(木) 20:03:56.90 ID:WhBlKzSKo
志希「にゃははー♪ まあ速いっていっても、そこには男女差があるからねー!」

志希「キミとあたしなら、やっぱりあたしの方が速いのかなー?」

モバP「ちょっ、だから志希さん、そんなスリスリしないで! ていうかそういう話もやめて!?」
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11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/17(木) 20:04:28.83 ID:WhBlKzSKo
モバP「あーもうっ! 分かった分かった! ほら、上着貸してやるから! だから離れよう、な?」

志希「うー……1週間?」

モバP「1日」
以下略



12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/17(木) 20:05:04.34 ID:WhBlKzSKo
モバP「まったく……間違っても他のアイドル達の前でこんなことするなよ? ただでさえ怪しい目で見られてるんだから」

志希「もー、いくらあたしだってそこまで無分別な変態だったりしないよー?」

志希「それに、これでキミの匂いを再現できれば、そう頻繁に摂取しなくてすむようになるかもしれないしー♪」
以下略



13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/17(木) 20:05:42.05 ID:WhBlKzSKo
志希「それはあれだね、えっと、むーりぃー……?」

モバP「似てねぇな」

志希「ひどー!」
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14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/17(木) 20:06:19.67 ID:WhBlKzSKo
志希「それでねそれでねー♪ さっきもちょこっと話したけどチオチモリンの溶け方は面白いんだよー♪」

モバP「どう面白いんだ?」

志希「一種の未来予知みたいな現象が起こるんだよねー! どれくらい溶けるかは、実験する人とそのときの状況によるんだー!」
以下略



15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/17(木) 20:07:16.76 ID:WhBlKzSKo
志希「つまりー、実験する人が『よし、絶対に溶かすぞ』と強く思うと、よく溶けるんだよ。すごいときはスプーンを持っただけで溶けちゃうんだよー!」

志希「逆に、『溶かそうかなどうしようかな』って迷いがあると、あんまり溶けなくなるんだよ。これってすっごい面白いよねー♪」

モバP「ああ、うん。確かにすごいな、うん」


16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/17(木) 20:07:49.01 ID:WhBlKzSKo
志希「もー! さっきから真面目にきーてないよね、キミー!」

モバP「いやいや、ちゃんと聞いてるさ。当然だろ」

志希「へー? とてもそーはみえないけどねー」


17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/17(木) 20:08:40.91 ID:WhBlKzSKo
志希「まー、あたしがやってた研究が進めば、いずれそーゆー態度が通じなくなる時代がくるかもねー」

モバP「え?」

志希「ほら、チオチモリンが溶ける溶けないは、実験者の溶かそうとする意思の具合で変わってくるって言ったでしょ?」
以下略



18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/17(木) 20:09:18.58 ID:WhBlKzSKo
モバP「そ、それは困るな」

志希「あれー困っちゃうのー? なんでなんでー?」

モバP「ああ、そんなことになったら……俺がどんなに志希の事が好きなのかも分かっちゃうってことだろ?」
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19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/17(木) 20:09:50.43 ID:WhBlKzSKo
志希「い、いきなりキミは何を……」

モバP「仕返しだ、仕返し。まったく、大人をからかった罰だよ」

志希「……あーもー、またそーやって誤魔化してー!」
以下略



20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/17(木) 20:10:27.27 ID:WhBlKzSKo
モバP「さ、もう事務所閉めるから、出る準備をしてくれ」

志希「……あ、うん。じゃあ向こうの戸締まり見てくるねー!」

モバP「頼んだぞー」
以下略



21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/17(木) 20:11:15.98 ID:WhBlKzSKo
志希「こっちは大丈夫ー!」

モバP「ありがとな、ほれ!」

志希「はい! ってキミの上着?」
以下略



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