20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/24(木) 09:57:27.09 ID:+ISxSm370
男「ふぁぁ……ねみ」
今日はOFFの日。
とりあえず取ったスマホには、10:20と記されている。
にゃーからの返信は来てないみたいだった。おおよそ、夜型なのだろう。
布団に潜ったままアプリを起動した。
こういう気だるいときはゆる通漁りに限る。
「授業ひままままま」
「関西の女の子いてるかなー?」
「やば。病む。つらたん」
ゆるゆる通信……通称ゆる通。
つぶやきアプリと銘打たれているサービスで、ボトルメール的側面を持つコミュニケーションツールである。
「つぶやく」という項目から発信されたメッセージが、同時間帯にアプリを起動している不特定多数に届くシステムとなっている。
他のツールに比べてファーストコンタクトに労力を割く必要がないため、多くの男性が出会い系として利用していた。
というか男女共に出会い厨だらけである。
男「さーて……」
では、出会いを求めている人間が集うからといって平等にマッチングされるかと言えばそんなことはなく、容姿と話術に優れる男女が選ばれる。当たり前のことだ。
男はどちらも優れていないことを自負していたため、半分魚釣りのような心持ちで女とのやり取りを楽しんでいた。
……もちろん、目星がついたならハーパルになんとか誘導しようと思うのだが。
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