過去ログ - 【安価】久「須賀君……指令よ」京太郎「やれやれ」【ギャグ】
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9: ◆RwzBVKdQPM[saga]
2014/04/28(月) 20:41:03.00 ID:RGiY2S4bo

【一年前 某所】

 コツコツッ

久「……」キョロキョロ

 薄暗い闇の奥底にある、秘密の通り
 その先を抜けると、女子供が入れば一瞬にして身包み剥がされるという恐ろしい場所がある

久「っ……」

 魔境NAGANO
 人々はそう予備、忌み嫌う禁断の地
 その中でも、ここは格段に危ない場所なのだ

久「……ここね」

 久がたどり着いたのは、一件の家
 なかなかに立派で、豪華な造りだ
 噂ではカピパラというペットを飼う為にプールも用意されているという

久「(ここに、あの伝説の男がいる!)」ゴクッ

 神域、とまでは別に呼ばれてもいないし
 力ある者への反逆者と言われているわけでもない

 ただ、それでも久は知っている

 この家に住む男こそが、自分の望む男であると

久「……押す、わよ」カチッ

 ピーンポーン

久「……」

 返事はない

久「……」カチッ

 ピンポーン

久「……っ」

 またもや反応はない

久「〜〜!」ギリッ

 ドンッ

久「こらぁ! 出てきなさい! いるんでしょ!!」ガンガン

 緊張の糸が限界に達したのか、思わずブチギレる久
 まるで婚期を逃した女のヒステリックにも似た、どこかドスの利いた怒りっぷりだ

久「はぁっはぁっ……」ゼーゼー

 怒りに我を忘れて、ドアを半壊させる
 それほどまでに、この少女は追い詰められていた

久「いい加減に、しなさいよ!!」ガンッ

 そして――あらん限りの声で叫ぶ

久「出てきなさいよぉぉぉ! 須賀京太郎ぉぉぉお!!」バァン!

 勢いよく、開かれる扉
 そして、その先にいたのは……



田中「あ、あのっ……須賀さんなら、向かいですけど」ビクビク

久「……」

 全くの別人であった




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