過去ログ - 【艦これ】大鳳「一度入ったら抜け出せない鎮守府?」
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24:1[saga]
2014/05/11(日) 11:44:28.96 ID:BkitVJHAO
――――アイテム屋。

大井「明石さーん!」

明石「はいはーい、今行きまーす」

呼び掛けに応じて、色々な工具をそこかしこにぶら下げた艦娘が店の奥から出てくる。どうやら何かを作っていたようだ。

明石「あぁ大井さん、例のブツは出来てますよ。そちらは――大鳳さん、でしたよね? 何かご入り用ですか?」

提督だけでなく艦娘にも色々販売しているようで、明石は大鳳に接客を始める。

大鳳「いえ、私は……」

大井「彼女はここへ来たばかりだから、案内がてら連れて来たの」

明石「そういうことでしたら、この機会に覚えていって下さい。この鎮守府では何か欲しい家具や家電、電子機器、娯楽設備、その他諸々などがあればここで要請するシステムになってます。蟻装や装備関連は工廠で夕張が担当してますから、そちらにお願いしますね」

営業をするように、いや、文字通り営業として明石は色々と説明する。矢継ぎ早に言われて全ては把握しきれなかったが、気になった部分について大鳳は質問を返すことにした。

大鳳「あの、欲しいと言えばいいだけですか? それと、何でお支払いすればいいのでしょうか」

明石「言ってもらうだけで大丈夫ですよ、代金は遠征に出て開発資材を回収さえしてきてもらえれば特に要求しません。修理も無料で請け負います」

大井「うちは艦娘も多いから遠征も常時誰かが出ているし、開発資材に困ることはまずないわ」

明石と大井の言うことを総合すると、何を頼んでも無料だということになる。

大鳳「それだと割に合わないんじゃ……」

明石「心配してもらわなくても大丈夫ですよ。むしろ頼んで貰わないと、私も妖精さん達も暇で暇で――っと、店先で愚痴るのはいけませんね」

大井「それじゃあ明石さん、例のモノは確かに受け取りました。またよろしくお願いしますね――あっそうだ、北上さんと二人で寝られるようにダブルベッドを用意してもらえない?」

明石「お安いご用です。1〜2週間もすれば出来ますので、古いのを処分するついでにお部屋に運んでおきます」

大鳳(暇ってどういうことかしら……やっぱりこの鎮守府、出撃は一切しないってことなの?)

新たな謎を残したまま、大鳳と大井はアイテム屋を後にするのだった。


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