過去ログ - 貴音「王女の悋気」 -SS速報VIP

過去ログ - 貴音「王女の悋気」

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15: ◆.xKc9zwqNY[saga]
2014/05/22(木) 22:49:53.97 ID:AKaUXSO00
響「うーん、何となくそんな感じじゃないんだけど……そうだ、今から二人で貴音を調べてみようよ！」

春香「え、ええ！？　そんなことしていいのかなぁ……」

響「だって心配なんだもん。貴音はこっちでできた初めての友だちだし……」

16: ◆.xKc9zwqNY[saga]
2014/05/22(木) 22:50:21.51 ID:AKaUXSO00
春香「でも、勝手に調べるのはなぁ」

響「お願い！　こんなこと、春香以外には頼れないんだ！」ｳﾙｳﾙ

春香「うーん、ちょっとだけなら……」

以下略

17: ◆.xKc9zwqNY[saga]
2014/05/22(木) 22:51:12.58 ID:AKaUXSO00
……

春香「ここは？」

響「９６１プロにある貴音の個室だぞ」

以下略

18: ◆.xKc9zwqNY[saga]
2014/05/22(木) 22:51:41.09 ID:AKaUXSO00
響「貴音んちはトップシークレットだからな。仕方ないからここを調べるぞ！」

響「ちゃんと受付で鍵も借りてきたしな。昔は貴音の部屋でよくおしゃべりしてたから、受付の人も普通に貸してくれたさー」ｶﾞﾁｬｯ

響「そういえば最近は貴音の部屋に入ってないな……なっ！？」

19: ◆.xKc9zwqNY[saga]
2014/05/22(木) 22:52:08.18 ID:AKaUXSO00
春香「これって……響ちゃん？」

春香（壁にも、天井にも……響ちゃんの写真がいっぱい。それに、極めつけは……）

春香「ねぇ、その黒いのって」

20: ◆.xKc9zwqNY[saga]
2014/05/22(木) 22:52:34.28 ID:AKaUXSO00
響「……うん。多分、自分の髪の毛だと思う」

春香（机に大事そうに置かれた黒い束。それはどう見ても、人間の髪の毛）

春香「ん？　これ、日記？」

以下略

21: ◆.xKc9zwqNY[saga]
2014/05/22(木) 22:53:03.16 ID:AKaUXSO00
○月○日
　本日の響、いぬ美殿と出社。私が挨拶をすると、はいさいと返してくれる。その後、本日の予定を共に確認。渡したお菓子を美味しそうに食べる響のなんと愛くるしいこと。私の血肉が響と一体になっていく様に、密かに絶頂を迎える。

春香「これって……お菓子に何か……」

以下略

22: ◆.xKc9zwqNY[saga]
2014/05/22(木) 22:53:31.27 ID:AKaUXSO00
響「こ、これよりもっと昔を読もう！　貴音がこうなっちゃった原因が解れば……」ﾍﾟﾗ　ﾍﾟﾗ

×月△日
　今日は響が随分と嬉しそうに仕事から戻ってきた。話を聞くと、７６５プロの天海春香というアイドルと友人になったらしい。彼女との時が大変楽しかったらしく、帰ってきてから天海春香の話ばかり。友の喜びは我が喜びですが、少々妬けてしまいそうです。

以下略

23: ◆.xKc9zwqNY[saga]
2014/05/22(木) 22:54:39.18 ID:AKaUXSO00
春香「この時はまだ普通みたいだね。もうちょっと先を読んでみようか」ﾍﾟﾗ

×月○日
　響は今日も戻るのが遅いと思っていたら、どうやら直帰らしい。なんでも、仕事終わりに件の天海春香と食事に行ったとのこと。仕事帰りに響と食事に行くのは、私と響の大切な時間の筈。最近、響の事を想うと胸が苦しくなる。一体私はどうしたのでしょうか？

以下略

24: ◆.xKc9zwqNY[saga]
2014/05/22(木) 22:55:08.59 ID:AKaUXSO00
×月×日
　本日、響から天海春香と共に行ったという喫茶店の写真を見せられました。写真には、時限式で撮影したらしく、響と天海春香が肩を組み、仲むつまじげに写っておりました。それを見て、私は近頃のこの胸の痛みの正体に気づいたのです。これは……悋気だと。

春香「……」ﾍﾟﾗ

以下略

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