1: ◆x.6zTnwIjo[saga]
2014/08/28(木) 02:48:53.26 ID:5JEM/wocO
王「勇者よ、まずは城を出て酒場に行くがよい。そこで共に旅をする仲間を集めるのじゃ」
王「…と言いたい所だが、既にワシが腕の立つ者を集めておいた」
勇者「おお、助かります」
ゾロゾロ
武闘家「よろしくな！」ムキッ
賢者「お世話になります」ペコ
魔法戦士「一緒に頑張ろうね///」チラッ
勇者「どうも」ペコ
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2: ◆x.6zTnwIjo[saga]
2014/08/28(木) 02:50:00.18 ID:5JEM/wocO
王「この仲間達と共に、ハジマーリ村に向かうのだ」
勇者「ハジマーリ村…ここから街道沿いに東でしたよね」
武闘家「聞いた話によると、最近魔物の被害が多いんだとよ」
3: ◆x.6zTnwIjo[saga]
2014/08/28(木) 02:50:44.20 ID:5JEM/wocO
武闘家「魔物に困ってるんだろ？」
ハジマーリ村長「はい…魔物達はツーギ洞窟をアジトにしていたらしく、村に頻繁に食糧を盗みに来ていました」
賢者「なるほど…では私達がツーギ洞窟に巣食う魔物達を倒しましょう」
4: ◆x.6zTnwIjo[saga]
2014/08/28(木) 02:51:24.12 ID:5JEM/wocO
魔法戦士「ハジマーリ村に行く必要がないなら、サンバン港町を目指しましょ。魔王の城に行く為にも、とりあえず海を渡らなきゃ」
武闘家「ふふふ、サンバン港町に行かなくても船なら用意できるぜ。俺の実家が造船工房を営んでいてな」
賢者「そうなのですか。ではお言葉に甘えるとしましょう」
5: ◆x.6zTnwIjo[saga]
2014/08/28(木) 02:52:05.07 ID:5JEM/wocO
武闘家「ただ、造船にはフネー鉱石が必要だ。ヨヨン鉱山で採れるんだが、最近は魔物が凶暴化していて…」
魔法戦士「ジャジャーン！これを使えばいいわ。あたしのネックレス、フネー鉱石製なのよ」
勇者「いかにも高そう」
6: ◆x.6zTnwIjo[saga]
2014/08/28(木) 02:52:50.06 ID:5JEM/wocO
賢者「ヨヨン鉱山の魔物なら、昨日私が修行の為にカジノで惨敗した腹いせに殲滅しましたが？」
武闘家の父「どうも！お陰様でフネー鉱石取り放題だ！船も作り放題だし、お礼に今朝作った船をプレゼント！」ペコペコ
武闘家「親父どっから湧いて出た？！」
7: ◆x.6zTnwIjo[saga]
2014/08/28(木) 02:53:43.14 ID:5JEM/wocO
勇者「…これで北の大陸に渡れるのか」
武闘家「目指すは北の大陸にあるファイブル渓谷だな」
賢者「ファイブル渓谷には不死鳥が卵を産み落とすという伝説があります。岩山に囲まれた魔王城に侵入するには、不死鳥に乗っていくのがベストでしょう」
8: ◆x.6zTnwIjo[saga]
2014/08/28(木) 02:54:16.67 ID:5JEM/wocO
魔法戦士「不死鳥ならウチでペットとして飼ってるわよ」
勇者「なんてセレブリティ」
魔法戦士「今からこの笛で呼ぶね」ピー
9: ◆x.6zTnwIjo[saga]
2014/08/28(木) 02:54:48.77 ID:5JEM/wocO
勇者「不死鳥に乗れば、岩山を越えて魔王城に行けるという訳だな」
武闘家「いよいよ最終決戦だぜ！」ゴクッ
勇者「あえて何も言わない」
10: ◆x.6zTnwIjo[saga]
2014/08/28(木) 02:55:21.92 ID:5JEM/wocO
武闘家「賢者…俺達を騙してたのか！許せねぇ！」ドゴォ
賢者「ぐはぁ死ぬぅ」ガクッ
魔法戦士「賢者が敵だったなんて…3人だけで魔王に勝てるのかしら？」アセアセ
11: ◆x.6zTnwIjo[saga]
2014/08/28(木) 02:55:51.57 ID:5JEM/wocO
王宮守護騎士「俺様は王宮守護騎士…この城で1番の実力者だ」キリッ
武闘家「でもお前、王様を守るのが仕事だろ？ここを離れていいのか？」
王宮守護騎士「愚問だな…攻撃こそ最大の防御！魔王を倒してしまえば、王の身が危険にさらされる事もないのだ！」
12: ◆x.6zTnwIjo[saga]
2014/08/28(木) 02:56:18.29 ID:5JEM/wocO
武闘家「よし、不死鳥！頼むぜ！」
不死鳥「クエー」バサッ
勇者「あれ」
13: ◆x.6zTnwIjo[saga]
2014/08/28(木) 02:56:48.17 ID:5JEM/wocO
不死鳥「クエー」バサッ
武闘家「あ、帰ってきたぞ！早かったな」
魔法戦士「待って！口に何かくわえてるわ！」
14: ◆x.6zTnwIjo[saga]
2014/08/28(木) 02:57:22.18 ID:5JEM/wocO
魔王ロクス「いてて…どこだここは」ボトッ
王宮守護騎士「教えてやろう…貴様の墓場となる場所だ！！食らえ、王族皆殺し斬っ！！」ザシュッ
魔王ロクス「効かぬ」
15: ◆x.6zTnwIjo[saga]
2014/08/28(木) 02:57:48.27 ID:5JEM/wocO
不死鳥「クエックエッ！」ガンガン
魔王ロクス「ぐわっ？！何をする！！」
魔法戦士「不死鳥がクチバシで攻撃を始めたわ！」
16: ◆x.6zTnwIjo[saga]
2014/08/28(木) 02:58:46.21 ID:5JEM/wocO
魔王ロクス「い、いくら攻撃してもダメージが与えられんだと…？！何なんだ、この鳥は！！」アセアセ
武闘家「！！そうか…不死鳥だから不死身なんだ！」
魔法戦士「いいぞー！やっちゃえ不死鳥ー！」
17: ◆x.6zTnwIjo[saga]
2014/08/28(木) 02:59:40.01 ID:5JEM/wocO
王「まことにご苦労であった！いやはや、まさか本当に魔王を倒してしまうとは…流石はワシの見込んだ強者達じゃ！」
武闘家「いえいえ、それほどでも」ハナタカー
魔法戦士「アンタ何もしてなくない？」
18: ◆x.6zTnwIjo[saga]
2014/08/28(木) 03:00:08.00 ID:5JEM/wocO
王「これでようやく世界に平和が訪れる！今夜はパーティじゃ！」
武闘家「よっしゃあ、長旅の疲れを癒やそうぜ！」
魔法戦士「これであたし達の冒険もおしまいかぁ…そう思うと少し寂しいわね」
19: ◆x.6zTnwIjo[saga]
2014/08/28(木) 03:01:04.32 ID:5JEM/wocO
王「よし、パーティの準備が整ったぞ！会場は左手の階段を下りて地下じゃ！ちなみにメインは七面鳥じゃぞ」
武闘家「腹減った、行くぜー」
魔法戦士「下りるの面倒だし、魔法でここに運んじゃいましょ」シュー
20: ◆x.6zTnwIjo[saga]
2014/08/28(木) 03:01:45.75 ID:5JEM/wocO
姫「勇者様…ずっとお慕い申しておりました、結婚して下さい！」
勇者「初対面」
姫「私、勇者様の子供が欲しいんです！」
21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/08/28(木) 03:12:16.06 ID:yoAlQo6k0
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