8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/08(月) 22:45:41.96 ID:rwKse1D30
それから、また暫く経った頃だった。昼食を食べに出かけた定食屋のテレビに、私は思わず手にしていたご飯茶碗を取り落していた。
『知らぬが仏放っとけない♪』
『唇ポーカーフェーイス♪』
「三浦次長、どうしたんですか?」
「あ、いや」
「……ああ、あれですか。凄いですよねぇ、前情報無しでいきなり出てきて、カワイイですねーあの子、何て言ったかな」
「ほ、ほら、食ったらさっさと行くぞ!」
「ま、待ってくださいよ!」
部下が慌てて牛丼をかき込むのをそのままにして、私は店の外へ出た。
何故だ、ここまで慌てる必要なんてないじゃないか。
娘の晴れ姿だ。アイドルとしての、ある意味大きな第一歩を踏み出した。
「……娘がアイドル、か」
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