3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage saga]
2014/09/16(火) 22:38:30.45 ID:KucHFZ+p0
斎場はバス停から二百メートルのところにある。あたしはその道を歩いた。
直ぐにキョンに会いたいと思ったが、受け付けは両親に会わなければならないと、と云った。
キョンの両親が忙しかったので、しばらく待った。
その間じゅう、同級生が話しかけて来た。それからキョンの両親に会った。小柄な両親で、喪服を着ていた。
泣きはらした眼で、母親はあたしを見た。
それから私の手を握り、どうして手を引っ込ませようかと困ったほど長く、離さずにいた。
彼女は日記の頁をめくって、
「よく来てくださいました。あなたと出会ってから息子は本当に楽しそうでした。息子も喜ぶ事でしょう」
と云った。
あたしが何か言わないとと思っていたが、彼女は遮って、ぐっと抱きしめた。
16Res/7.14 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。