過去ログ - 傭兵「この世でお前が一番大事」僧侶「じゃありま……えっ?」
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33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/09/17(水) 04:16:10.24 ID:uwoKcAG/O
可愛いな僧侶。乙女回路フルスロットルや


34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/09/17(水) 06:30:20.45 ID:QbnS9kwAO
きーたー( ゚∀゚)


35:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/09/17(水) 16:55:04.15 ID:EwnDx3PD0



36:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/09/19(金) 14:37:06.44 ID:k406KKLCO
ひゃっほーぅっ!現行スレ発見!
支援!?!
あと、三代目勇者と赤毛ちゃんは何故傭兵さんに負けて殺されちゃったのか、描写して下さい。


37: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2014/09/21(日) 08:26:11.02 ID:PenK6jnl0

* * *

 すれ違う人たちがみんな、ぎょっとした顔でわたしを見て、すぐに廊下の端に避けていきます。歴戦の兵隊さんたちでさえそうなのです。一体わたしはどんな顔をしているのか……。
 想像もできませんが、とにかく酷いことだけはわかります。結局昨日は一睡もできませんでした。目を固く瞑れば瞑るほどに、いやな想像が脳裏を過ぎるのです。
以下略



38: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2014/09/21(日) 08:28:08.18 ID:PenK6jnl0

 大きなあくびをしながら廊下を曲がってきました。手には栄養ドリンクが握られています。
 昨日はお楽しみでしたね? あくびは夜更かしのせいですか? 栄養ドリンクが手放せないほどにお疲れですか?
 反射的にそれらの言葉を飲み込みます。なにこれ。なんですかこれ。なんでわたし、こんな、まるで小姑のようなことを!

以下略



39: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2014/09/21(日) 08:29:43.01 ID:PenK6jnl0

 どうやらとぼけている風には見えません。話が食い違っている。頭の中に一つの可能性が浮かんできますが、同時に、昨日見聞きしたものが確かに事実であることを、何より自分が一番よく知っているのです。
 あそこは間違いなく傭兵さんの部屋で、聞こえてきた嬌声は女性のもので、恐らく行為に付随するソレです。傭兵さんが自室を貸していた? まさか。

 ならば相手は傭兵さんである以外に考えられません。だのにとぼけている感じでもないのは一体どういうことなのか。
以下略



40: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2014/09/21(日) 08:30:47.00 ID:PenK6jnl0

 止まらない。

僧侶「いやほら、別にだからどうしたってわけじゃないんですけど、プライベートとオフィシャルの使い分けは大事って言うか、気まずい思いをするのもあれじゃないですか?」

以下略



41: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2014/09/21(日) 08:31:40.78 ID:PenK6jnl0

 そして、目下のところ一番わたしの近くにいるのは傭兵さんです。お願いです、わたしを止めてください。殴ってでも。もしそれができないのだったら、せめて気味悪がって逃げてください。嘘です。気味悪がらないで、それでも逃げてください。
 必死にそう叫びましたが所詮絵空事なのです。わたしの肉体は依然、昨晩の出来事を婉曲的な表現でもって避難しています。

 顔を真っ赤にして手を握り締めながら、真摯な様子で訴えかける、目の下にクマのできた奇怪な女が廊下の中央にいました。
以下略



42: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2014/09/21(日) 08:32:32.67 ID:PenK6jnl0

傭兵「とりあえず、だ」

 ここでようやく意味のある言葉を彼が吐き出しました。わたしの肉体がそれによってびくりと振るえ、硬直したのを好機と見て、漂っていた精神がようやく肉体を取り戻します。

以下略



43: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2014/09/21(日) 08:33:14.98 ID:PenK6jnl0

 仕方がありません。とわたしは納得します。だって傭兵さんですから。お金にがめつい守銭奴でありながら、しかし、それをちゃらにするくらい魅力的な人物なのです。恋人の一人や二人いてもおかしくはありません。
 いや、二人いては浮気になるのですが。ただしそれが男性の甲斐性というのでしょうか。英雄色を好む、とも言いますし。

 そもそも、これまで彼に恋人がいないと思っていたこと自体がわたしの希望的観測に過ぎなかったのです。楽観的というか、まさかこの人が女に現を抜かすなんてことはしないだろうと思っていた部分は、確かにあります。
以下略



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