過去ログ - 【ごちうさ】ココア「インターディメンド」
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1:</b> ◇JwZf59h8b2<b>[saga]
2014/09/21(日) 17:48:46.20 ID:wd+iXwbq0
深夜VIPで書いていたもののやり直し、続きです。
安価ありです。基本、選択肢となります。
インターディメンド、ダイブなどの設定は割と適当。
いきあたりばったりです。

SSWiki : ss.vip2ch.com



2: ◆JwZf59h8b2[saga]
2014/09/21(日) 18:00:23.38 ID:wd+iXwbq0
 
 ついに完成した。
 その人物は自分の興奮を抑えることができなかった。
 勝ち目のない戦いに勝利するための最終手段。おおよそ現実では考えられない不思議なチカラ。
 それをその人物は完成させた。
以下略



3: ◆JwZf59h8b2[saga]
2014/09/21(日) 18:02:06.74 ID:wd+iXwbq0
 休日の朝。ラビットハウス。
 
ココア「ぐー……すぅ」

ココア「うーん……もう食べられな――っ!?」ガバッ
以下略



4: ◆JwZf59h8b2[saga]
2014/09/21(日) 18:04:08.11 ID:wd+iXwbq0
ココア「――よく分からないけど、便利そう……。でもなんで私なんだろう?」

 聞いたこともない未知の技術。けれど彼女はすぐ信用した。最初にわいた疑問はなんで自分に、そして何故自分の部屋にメモが、ということ。

ココア「誰かに相談したいけど――」
以下略



5: ◆JwZf59h8b2[saga]
2014/09/21(日) 18:05:47.19 ID:wd+iXwbq0
 『インターディメンド。
 その対象となった者は他次元からの干渉を受け、大いなる加護を受ける。
 他次元からは対象者の世界を様々な形で見、影響を与えることができる。
 今回は不特定多数の人物が、対象者へ大きな転機が訪れた時、提示された選択を行うという形だ。
 レベルとしては中程度。選択肢自体、自由を狭めるもの。それに選択肢は比較的健全なものに限られており、特別異常な行動をとることもない』
以下略



6: ◆JwZf59h8b2[saga]
2014/09/21(日) 18:10:38.61 ID:wd+iXwbq0
 恐怖心はある。だが、リスクがあるのは現実も同じ。
 それを恐れていては何もできないというのも同じ。
 安全だということは文面からなんとなく分かった。

ココア「よっし! やるよ!」
以下略



7: ◆JwZf59h8b2[saga]
2014/09/21(日) 18:13:12.86 ID:wd+iXwbq0
 
 ラビットハウス。居間。
 手早く着替えを行い、身支度を整えたココアはまっすぐそこへ向かった。
 今は休日の朝。チノはこの時間、朝食をしている筈だった。

以下略



8: ◆JwZf59h8b2[saga]
2014/09/21(日) 18:16:55.65 ID:wd+iXwbq0
ココア(なるほど……。これは便利かも)

 自分とは違う視点の選択。自分らの事情を知っているかは分からないが、一人ではないことは大きな安心感があった。お昼寝というのも、それほど悪くはない答えだ。

ココア「学校とか、喫茶店で働いているときちょこちょこ、かな」
以下略



9: ◆JwZf59h8b2[saga]
2014/09/21(日) 18:33:09.58 ID:wd+iXwbq0

チノ「ココアさん。どうしたんですか? 制服に着替えて……。まさかお店のお手伝いを?」

ココア「うん。特に予定もないから、お手伝いしようかなって。大丈夫かな?」

以下略



10: ◆JwZf59h8b2[saga]
2014/09/21(日) 18:38:20.32 ID:wd+iXwbq0
 お昼時。厨房にこもっていたココアはようやくパンを完成させた。

ココア「できたー!  うん、いい出来!」

 前々から構想はしていた新作パン。会心の出来にココアは感嘆をもらす。
以下略



11: ◆JwZf59h8b2[saga]
2014/09/21(日) 18:39:50.04 ID:wd+iXwbq0
チノ「美味しいですね。大人な味です」

ココア「本当っ? よかったぁー。リゼちゃんもどう?」

リゼ「ああ。私にも食べさせてくれ」
以下略



12: ◆JwZf59h8b2[saga]
2014/09/21(日) 18:42:35.68 ID:wd+iXwbq0
 ラビットハウス。夜。ココアの自室。

ココア「……うん」

 今日一日を思い返し、ココアは一人頷いた。
以下略



13: ◆JwZf59h8b2[saga]
2014/09/21(日) 18:47:10.30 ID:wd+iXwbq0
『私は何も知らなかった』
『幸せの中に潜む何かを』
『その何かに対する対応を』
『奪われる悲しみを』
『何もできない苦しみを』
以下略



14: ◆JwZf59h8b2[saga]
2014/09/21(日) 18:50:55.73 ID:wd+iXwbq0
???「ティッピーじゃないよ」

ココア「そ、そうなのっ?」

???「私はチッピー。チノちゃんの心の護。初めましてだね、ココアちゃん」
以下略



15: ◆JwZf59h8b2[saga]
2014/09/21(日) 19:03:36.85 ID:wd+iXwbq0
ココア「……うん?」

 暗転した視界が正常に戻る。時間にして瞬き程度。
 僅かな時間視界は黒に包まれ、次の瞬間目を開くとそこは何もない空間から劇的に変化していた。

以下略



16: ◆JwZf59h8b2[saga]
2014/09/21(日) 19:05:19.06 ID:wd+iXwbq0
ココア「なんなんだろう、これ」

 飛ぶかは分からない。だがこうもあからさまに目立つのだ。なにかあるのだろう。
 ココアはロケットの周りに視線を向け、そして看板と一人の少女を見つけた。
 看板の方は至って普通の木製の物だったが、その傍らに立つ少女には見覚えがあった。
以下略



17: ◆JwZf59h8b2[saga]
2014/09/21(日) 19:09:13.26 ID:wd+iXwbq0
ココア「しゃ、シャロちゃんっ!? それ危ないような――」

 慌てて、やめさせようと一歩踏み出すココア。刹那、銃声が響く。

案内うさぎ「警告です。これ以上前に出るならば、容赦なく撃ちます」
以下略



18: ◆JwZf59h8b2[saga]
2014/09/21(日) 19:11:07.31 ID:wd+iXwbq0
ココア「考えても分からないよね」

 自分の頭ではたかが知れている。
 思考にふけっていた頭をぶんぶんと振り、ココアは嘆息する。

以下略



19: ◆JwZf59h8b2[saga]
2014/09/21(日) 19:15:23.57 ID:wd+iXwbq0
 巨大な駅。
 ホームのみがある大きな駅には、建物の二、三階ほどの高さはある汽車が停車していた。

ココア「リゼちゃーん!」

以下略



20: ◆JwZf59h8b2[saga]
2014/09/21(日) 19:17:02.69 ID:wd+iXwbq0
ココア「全然分からないよ。どうしてみんな……あんな」

 おかしな世界。自分に銃を向けてくるシャロ。去っていく友達のことを笑顔で語る千夜。嬉しそうに去るリゼ。
 なにもかもが理解することができず、まるで悪夢のようであった。

以下略



21: ◆JwZf59h8b2[saga]
2014/09/21(日) 19:19:09.21 ID:wd+iXwbq0
チッピー「ここに来れるのは悪い話じゃないでしょ?」

ココア「うんっ。ここが現実じゃないなら、今までのもそれほど深刻に考えなくてもいいし」

チッピー「そうでも……ないんだけどね」
以下略



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