過去ログ - 勇者「まーちゃん」魔王「ゆうくん」勇者・魔王「ひさしぶり」
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19: ◆NVTZ87qhtx4w[saga]
2014/10/15(水) 20:00:14.20 ID:m5Dzdqa10
〜寝室〜

側近「こちらです。失礼いたします。」ガチャ

戦士「いったい誰に会わせてくれるんだ?」

魔法使い「何であなたが聞いてるのよ?」

僧侶「あ、奥にいらっしゃる車椅子の方ですね?」

???「ゆ・・・勇者・・・くんか・・・」

勇者「ま、まさか・・・」

側近「魔王様のお父様、先代魔王様です。」

先代魔王「勇者くん・・・すまなかった・・・私は・・・気味につらい思いをさせてしまった・・・」ゲホゲホ

勇者「おじさん・・・僕は・・・」

先代魔王「全てわかっている・・・私が弱かったばっかりに」ゴホゴホ

側近「先代魔王様・・・」

先代魔王「大丈夫だ・・・それでも・・・時間はないか・・・」

戦士「時間がないって、あんたもう・・・」

先代魔王「なに、覚悟していたことさ。勇者くん。私は10年前、争いを抑えることができなかった。体が弱いばっかりに息子に尻拭いをさせてしまった。」

先代魔王「息子はどうすれば言いか悩んでいた。悩みぬいた末、自分が、魔王が滅びれば平和を築けると思ったのだろう。」

勇者「・・・」

先代魔王「おろか・・・私が言う資格はないが、おろかだ。和平の道を考えず、己の命で終わらそうなどというのはおろかだ・・・だが、それをできなかった私はもっとおろかだ・・・」

先代魔王「息子と、息子の親友を戦わせてしまうこととなったのだから・・・」

勇者「おじさん・・・」

先代魔王「君のしたことは間違ってはいない。息子も、それを望んでいた。君は勇者だ。世界の平和を守った。」ゲホゲホ

勇者「・・・」

先代魔王「さあ、帰りなさい。自分の帰るべき場所へ・・・」

側近「皆様、出口まで案内いたします。」トコトコ

戦士「勇者・・・」

魔法使い「勇者・・・」

僧侶「勇者様・・・」

勇者「・・・帰ろう。僕達は、やるべきことをやった。ただ、それだけさ・・・」テクテク



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