過去ログ - 並木芽衣子「ハネウマトラベラー」
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1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/10/14(火) 23:14:21.34 ID:FgzirOn40
秋と聞くと、一人一人違ったイメージがある。
例えば、食欲の季節であったり、芸術の季節であったり、後は・・・恋愛の季節でもあったり。

だけど、秋は他の季節とは違って夜まで騒いだりするようなイベントは少なくて、その代わりに食べ物や自然の大切さに感謝する行事が多くある静かな季節だ。

そんな涼しげな気候と同じように、ちょっと落ち着いた雰囲気のするこの季節が私は大好き。

多くの食べ物が旬を迎え、紅葉を初めとした美しい景色が彩られるこの時期は、私の趣味である旅行の楽しみを沢山用意してくれる。

恋愛については・・・残念ながら無縁だったけど。まぁ、良しとしよう。

「んー♪いい天気っ!」

そんな穏やかな秋空の広がる、9月下旬のある日の事。私はある場所へと向かっていた。

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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/10/14(火) 23:16:34.62 ID:FgzirOn40
しかし、こう天気がいいと思わず歌いたくなってしまう。気づくと、私の口は自然と歌を口ずさんでいた。

「まわるよー、まわる♪ちきゅうはー、まわるっ♪」

お気に入りの帽子と服とカバンを身に着けて、雲ひとつない青空の下で大好きな曲を口ずさむ。
以下略



3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/10/14(火) 23:18:39.16 ID:FgzirOn40
「よーし、到着っと!」

そうこうしている間に目的地に到着した。

住宅街の中にぽつんとある、少し大きな一軒家。
以下略



4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/10/14(火) 23:25:46.80 ID:FgzirOn40
「あ、はい。実は、バイクを買おうと思ってて・・・。」

「なるほど。そのご様子ですと、バイクは初めてですか?」

「はい!」
以下略



5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/10/14(火) 23:46:54.91 ID:FgzirOn40
「少し古風な外観ですが、しっかりと整備された一品です。構造も頑丈に出来ていますので、長距離の旅行にも使えますよ。」

「旅っ!?」

その単語に思わず反応してしまった。まさか、私の考えていた事と同じだなんて・・・。
以下略



6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/10/15(水) 00:19:09.20 ID:q1qhOPtw0
それから一週間くらいして、私の相棒はようやく私の手元へとやってきた。
念願のバイクが手に入ったこの日は、あまりの嬉しさにバイクに飛び乗って女子寮を飛び出してしまったくらいだ。

そして今は・・・。

以下略



7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/10/15(水) 00:22:50.69 ID:q1qhOPtw0
本日はここまでになります。
ここまで読んで頂きましてありがとうございます。

続きは明日上げます。


8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2014/10/15(水) 03:03:14.81 ID:7XlRHUWf0
乙! 楽しみにしてます!


9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/10/15(水) 23:32:45.04 ID:q1qhOPtw0
テレビ局の入り口はいくつかあるけれど、私はまっすぐに東の出入り口へと向かう。

私のプロデューサーは時間を大切にする人だから、きっと最寄りの駅に一番近いこの出入り口から出てくるはず。

・・・そう思って待つこと数分、全く人が出てくる気配もない。
以下略



10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/10/15(水) 23:34:26.97 ID:q1qhOPtw0
「やっほー、今日もお疲れ様♪」

「ああ、お疲れ様。君はいつもの一人旅か?」

「ううん。今日はプロデューサーを迎えにきたんだよ♪」
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11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/10/15(水) 23:37:02.37 ID:q1qhOPtw0
「どれどれ・・・ぶっ!?あ、新しい乗り物ってバイクだったのか!」

私のバイクを見たプロデューサーは、今までお仕事をしてきた中で一番驚いた表情をしている。
この人のこんな表情を一日に二回も見れるなんて、今日はラッキーデーなのかも!

以下略



12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/10/15(水) 23:53:30.19 ID:q1qhOPtw0
「ほー、社長もちひろさんも太っ腹だ。俺も見習わなけれーーーん?芽衣子、ちょっと待ってくれ。」

「どうかしたの?」

「それは1年前くらいの話であっているか?」
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13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/10/15(水) 23:58:34.35 ID:q1qhOPtw0
「そっか。でも、それなら大丈夫!お店の人もきちんと整備してくれたし、『元々の状態も良好だから大丈夫』って言ってたし何とかなるよっ!」

「・・・本当にそうか?」

「大丈夫、大丈夫!」
以下略



14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/10/16(木) 00:31:35.26 ID:Y0dpsY8u0
「・・・・・・。」

「芽衣子。つらそうに見えるが、大丈夫か?」

「だ、大丈夫。心配しないで!」
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15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/10/16(木) 00:43:35.55 ID:Y0dpsY8u0
「・・・そういう事にしておこう。あ、次の曲がり角を左に曲がってくれ。少し、事務所に寄りたい。」

「うん、しょっ!よい・・・しょっと!」

プロデューサーの指示通り、少し減速してから左に曲がる。
以下略



16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/10/16(木) 00:49:10.69 ID:Y0dpsY8u0
今日はここまでになります。
ここまで読んで頂きましてありがとうございました。

進捗も悪い上に、コレじゃない感が漂っていて非常に不安ですが頑張ります!
ご意見、御指摘があればコメントしていただけるとありがたいです。
以下略



17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/10/16(木) 23:56:12.95 ID:Y0dpsY8u0
「あの、プロデュ―――。」

「・・・芽衣子、今すぐこいつを路肩に寄せてくれ。いくつか確認したい事が出来た。」

「え?」
以下略



18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/10/17(金) 00:46:23.64 ID:vpmrNY5R0
「はぁ・・・結構、値段張ったのになぁ・・・。」

普通のサラリーマン二か月分近くの貯金を全部はたいて購入したのに、こんな事態になったのはすごくショックだ。

なんだか、悪い夢を見ているような気分・・・。
以下略



19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/10/17(金) 00:55:58.83 ID:vpmrNY5R0
「よいしょ、よいしょっと・・・。」

「・・・大丈夫か?」

「う、うん!まだまだ、頑張れるよっ!」
以下略



20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/10/17(金) 00:56:45.13 ID:vpmrNY5R0
「・・・バイクに詳しいアイドルって美世ちゃんの事だったんだ。」

「ああ。意外だったか?」

「うん。私、てっきり拓海ちゃんだと思ってた。」
以下略



21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/10/17(金) 00:58:35.55 ID:vpmrNY5R0
明日へ続きます。


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