15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/12/03(水) 03:50:16.63 ID:TbUzpohDO
京太郎「許嫁って、いったい」
衣「当たり前だ」
京太郎「うお、衣姉……いつの間に?」
衣「最初からいた!……うん、衣姉、いいな」
京太郎「そ、それより当たり前って」
衣「今龍門渕の血筋で若い男はきょーたろーしかいない、血を保つためにも他から取るわけにはいかん……故にというわけだ」
京太郎「さ、流石衣姉……頭が良い」
衣「ふふん、そうだろー!」
京太郎「って、そんな……姫様は迷惑だろ、俺となんて」
衣「いや、とーかは喜んでいたぞ……というかきょーたろーは自分の立場をよく理解するべきだ、来年は高校生であろう?」
京太郎「……ふむ」
京太郎(たしかに今日のトラブルを含め、俺はまだ自分が子供だと思っていたがために起こったようにも思える……今日は大晦日、もうすぐ年明け……そして高校生)
京太郎「そうだな、自分の立場……か。ありがとう衣姉、ちょっと目が覚めたよ」
衣「それよりも衣はもう眠い……きょーたろー、だっこ」
京太郎「ええ!?まだ八時ですよ?」
京太郎(それから数時間コアラのように抱きついて離れない衣姉と共に俺の年は明けた)
京太郎(許嫁……うーん、実感がわかない。というか酒の席で決めたことだろ、どうせ。昔っからそうだよあの人たちは、何回かあったぞこんなこと)
京太郎「もう寝よう」
京太郎(俺の激動の高校生活が始まる、少し前の話である)
京太郎「オチ、朝目覚めるといきなり透華に叩かれた……浮気者で離婚らしい……あいつ酒でも飲んでるんじゃないか?」
衣「んー?朝か?」
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