7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2014/12/04(木) 03:37:58.92 ID:qag8A9teo
十数分して辿りついたのは、近くのマンションの屋上階です。
金網越しに風が強く吹き付け、
地上の町明かりは
夜空に輝く星々のように きらきらと瞬いていました。
あいにく満月とはいきませんが、
私の、
私たちの
最期に見る景色としては、なかなか悪くないものです。
壊れたままの南京錠を外して、金網の裂け目をくぐり抜けます。
なんとなく手の中に残した 南京錠は
重たく、自ら汗までかいているようで、
少し前まで握っていた あの鎖 を想起させるようです。
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