過去ログ - 貴音「らぁめんふぁいたぁ貴音」 -SS速報VIP

過去ログ - 貴音「らぁめんふぁいたぁ貴音」

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1: ◆.xKc9zwqNY[saga]
2014/12/22(月) 23:06:39.56 ID:xwFRW1qB0
　自分、我那覇響！ワケあって一人暮らししてる、うちなー出身の普通の女子高生さー。
　
　さて、一人暮らししてる人なら解ると思うんだけど、自分一人のために毎日自炊するのって結構めんどくさいんだよね。

　だから、今日はちょっと手抜きして近くのラーメン屋で晩御飯を済ますぞ！

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2: ◆.xKc9zwqNY[saga]
2014/12/22(月) 23:07:41.78 ID:xwFRW1qB0
ガラッ

響「お兄さん、しょうゆラーメン一つ下さい！」

店員「あいよ！　しょうゆラーメン一丁入りましたー」

3: ◆.xKc9zwqNY[saga]
2014/12/22(月) 23:09:05.58 ID:xwFRW1qB0
「ざっけんな！」

？「何をそんなに怒っているのです。ここは神聖なるふぃぃるど。騒音はご法度ですよ」

　な、なんだかよく分かんないけど、あの銀髪の美人さんが危ないぞ！よーし……

4: ◆.xKc9zwqNY[saga]
2014/12/22(月) 23:09:55.68 ID:xwFRW1qB0
男「うるせぇ！くらえ俺の必殺技！コショ…」

響「ちぇすとー！」ﾄﾞｺﾞｫ

男「うぁらばっ!?」

5: ◆.xKc9zwqNY[saga]
2014/12/22(月) 23:11:03.93 ID:xwFRW1qB0
ザワザワ……

客A「おい、あの子…」

客B「ファイト中のファイターを…殴っただと!?」

6: ◆.xKc9zwqNY[saga]
2014/12/22(月) 23:11:58.41 ID:xwFRW1qB0
？「もし、そこの貴女」

響「じ、自分、何か変なことしちゃったかな……」

？「何と……貴女、らあめんふぁいとをご存じないのですか？」

7: ◆.xKc9zwqNY[saga]
2014/12/22(月) 23:12:47.31 ID:xwFRW1qB0
ザワザワ……ザワザワ

？「……どのみち、これでは今宵のふぁいとはお預けでしょう。店主、お会計を！」

8: ◆.xKc9zwqNY[saga]
2014/12/22(月) 23:14:19.87 ID:xwFRW1qB0
……

響「そろそろ説明して欲しいぞ！　一体さっきの騒ぎは……ラーメンファイトって言うのは何なんだ？」

？「それよりも、お互い名を名乗りましょう。このままでは、説明にも不便です」

9: ◆.xKc9zwqNY[saga]
2014/12/22(月) 23:15:22.97 ID:xwFRW1qB0
貴音「ご説明致しましょう。らあめんふぁいたぁとは、らあめんふぁいとを行う闘士達のことでございます」

響「だから、そのラーメンファイトってのは何なんだよぉ！」

貴音「これは失礼致しました。らあめんふぁいととは、互いのらあめんに対する強い拘り、想いをぶつけ合う、古代中国より伝わる神聖なる戦いなのです」

10: ◆.xKc9zwqNY[saga]
2014/12/22(月) 23:16:22.75 ID:xwFRW1qB0
貴音「先ほどの男性もまたふぁいたぁだったのですが……近頃負けが続いていたためか、少々自棄を起こしていたようですね」

響(わ、ワケが分かんないぞ……)

貴音「どうやら、納得できないという顔ですね。ちょうど良いです。本日は私も不完全燃焼でしたし、近場のらあめん屋にて実際に決闘(ふぁいと)を見て頂きましょう」

11: ◆.xKc9zwqNY[saga]
2014/12/22(月) 23:17:44.01 ID:xwFRW1qB0
～近場のラーメン屋～

ガラッ

貴音「たのもう！」

12: ◆.xKc9zwqNY[saga]
2014/12/22(月) 23:19:11.76 ID:xwFRW1qB0
貴音「ふふふ、今宵も猛者達が強敵(とも)を求めて猛っているようですね」

響「そんな……ホントにそんなバカバカしい戦いがあるっていうの！？」

13: ◆.xKc9zwqNY[saga]
2014/12/22(月) 23:19:47.65 ID:xwFRW1qB0
貴音「響、見せて差し上げましょう。らあめんふぁいたぁの熱き戦いを！　さぁ、何方かこの私と一戦交えようという闘士(ふぁいたぁ)はおられませんか！」

「おい、お前ファイトしてみたらどうだ？」ﾋｿﾋｿ

「ば、バカ言うな！　相手はあの四条貴音だぞ！　俺じゃ核兵器もってたって勝てねぇよ！」ｻﾞﾜｻﾞﾜ

14: ◆.xKc9zwqNY[saga]
2014/12/22(月) 23:20:33.50 ID:xwFRW1qB0
貴音「……残念ながら、ここには私と戦えるだけの勇気を持つふぁいたぁはいないようですね」

？「その勝負、ボクが受けていいかな？」

「あ、アイツは！」

15: ◆.xKc9zwqNY[saga]
2014/12/22(月) 23:21:32.50 ID:xwFRW1qB0
貴音「なんと……貴方が噂の灼熱王子ですか……確かに、並々ならぬ麺力」ﾑﾑｯ

真「誤解が無いよう言っとくけど、ボクは女の子だからね？」

貴音「も、もちろん分かっておりますとも」ｱｾｱｾ

16: ◆.xKc9zwqNY[saga]
2014/12/22(月) 23:22:34.21 ID:xwFRW1qB0
真「ルールは？」

貴音「ばぁりぃかぁたぁで」

真「バーリィカータァ(何でもあり)ね。噂通りのファイターだね、貴音。で、フィールドはどうする？」

17: ◆.xKc9zwqNY[saga]
2014/12/22(月) 23:23:34.98 ID:xwFRW1qB0
「お、おいおい……この店を何だと思ってんだ？」ｻﾞﾜｯ……

「この店は激辛ラーメンが売りの店……そこでフレイム(激辛)のスタイルを得意とする菊池真にファイトを挑むなんて、いくらあの銀髪の王女でも傲慢が過ぎるぜ！」ｻﾞﾜｻﾞﾜ

真「へぇ……このボクと、激辛ラーメンの店で勝負したいなんて……ずいぶんなめられたもんだね」

18: ◆.xKc9zwqNY[saga]
2014/12/22(月) 23:24:15.41 ID:xwFRW1qB0
真「面白い。ただの慢心か否かは、卓上ではっきりさせようか」

たかまこ「「ふふ、ふふふふふ」」ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ

響「ふ、二人の周りからなんとなく凄そうなオーラが出てるような気がしないでもない！」

19: ◆.xKc9zwqNY[saga]
2014/12/22(月) 23:24:51.38 ID:xwFRW1qB0
貴音「それではいざ！」

真「ラーメンファイトォォオッ！」

たかまこ「「レディーゴー！」」

20: ◆.xKc9zwqNY[saga]
2014/12/22(月) 23:25:52.46 ID:xwFRW1qB0
真「大将、いつものッ！」

小鳥「先に動いたのは灼熱王子ッ！　やっぱり地の利は大きいわ！」

響「お姉さん誰？」

21: ◆.xKc9zwqNY[saga]
2014/12/22(月) 23:26:51.30 ID:xwFRW1qB0
貴音「……ふむ。主人、このちょい辛らぁめんを」

小鳥「なっ！？　この激辛ラーメン店で辛さ控えめのラーメンを注文するなんて！？」

響「何かまずいのか？」

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