過去ログ - 幸子「アイドルになった事に後悔なんてしていません」
1- 20
10:名無しNIPPER[saga]
2015/01/06(火) 21:04:13.44 ID:EM5bJfah0
 たっぷり十数秒ほど沈黙したあと、わかった、とお母さんは言いました。

 応援してあげる。

 必要な事があれば遠慮せずに言ってね、と。

 お礼を言ったあと、応募用紙に保護者の承諾サインがいる事をボクは説明しました。

 流石にその事は知っていたらしく、ボクが必要な事を記入した物を実家に送れば、お母さんたちが応募先の事務所に郵送してくれる、と言ってくれました。

 一次選考である書類審査が通れば、二次選考以降行われる面接や実技に同伴してくれるとも。

 ボクはお母さんの言葉に甘える事にして、すぐに送ります、と言い通話を切りました。

 勉強机の引き出しを開けて、ボクは茶封筒を手にします。

 中身は顔写真を貼った応募用紙。

 すでに用意していました。

 認めてくれたら、必ず送らなければいけないのです。

 準備くらいはします。

 あとは郵便屋さんに渡すのみ。

 自分の用意周到さに惚れ惚れしながら、ボクは外へと出かけました。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
103Res/79.08 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice