16:名無しNIPPER[saga sage]
2015/01/10(土) 02:40:53.55 ID:4SamdYiW0
次の日、学校でいつものように緒方さんたちといて、小泉さんの話題になった時を見計らって私は席を立ち、小泉さんのところに向かった。
「お、凛のやつ、ついに何かするのかぁ?」
と緒方さんがヒソヒソ声で仲間につぶやく。変なこと言わないで欲しいね。
周りの視線が集まる。ああもう、変に緊張するじゃん!
凛は小泉さんの前に立った。小泉さんはずっと下を向いていた。
よく見ると小刻みに震えていた。…ここで凛はもう一度心に彼女を救うと誓った。
そして凛は、一言だけ…こう彼女に伝えて教室を後にした。
「小泉さん…だっけ?ごめん…今までのこと全部」
小泉さんはハッとして顔を上げた。予想外の展開にきっと驚いたのだろう。
凛はそれを見てから、ちゃんと頭も下げた。何もしてなくても私は加害者。…彼女の敵なのだから。
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